【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

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〜ショッピside〜


kn「こんなことに座ったらあかんで！」


と、コネシマ先輩は力の入らない俺に肩を貸してリビングまで移動させてくれた


shp「何しにきたんすか…？」


コネシマ先輩は大学時代の先輩で、お互いに違う会社に就職してから疎遠になってあまり連絡も取らなくなった


大学時代もこのアパートに住んでいたので、住所は分かっていたのだろうが何故いきなりアポ無しで来たのか理解不能だ


kn「いやー、丁度近く通りかかったからショッピ君元気しとるか思うて。…でも、その様子じゃあんま元気やなさそうやな？」


とりあえず話したら楽なるで、とコネシマ先輩は言ってくれる


その優しい言葉に思わずうるっときてまた泣きだしそうになったが、今日までの事を少しずつ話し始めた


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kn「なるほど…。そりゃお前が悪いわショッピ君」


全て話し終わったあと、コネシマ先輩はケロッとした顔でそう言った


shp「そうっすよね…」


kn「ただでさえ彼氏の浮気でいっぱいいっぱいなんに、そこにお前が入り込んできたから心の整理がつかんくなったんやろ」


よく意味がわからず、首を傾げてみせるとコネシマ先輩は詳しく話してくれた


kn「彼氏のことは好き。でも、浮気されて辛い。そこにショッピ君がやってきて、俺なら幸せにできると言った。浮気で心がボロボロだったその人は、ショッピ君と付き合いたいと少なからず思ったと思うで」


誰でもそうやからな、と呟いてコネシマ先輩は続ける


kn「その人そうとう優しい人なんやろなぁ。自分が彼氏に裏切られても自分は彼氏を裏切らない。よほど彼氏のことが好きなんやろ。だからショッピ君の告白を断ったのに、お前はさらにアピールした」


kn「そうとう悩んだんだと思うわ、その先輩。彼氏の浮気という悩みにプラスしてショッピ君という悩み事ができて、頭がパンクしてしまったんやろ」


kn「多分、先輩もさっき言ったこと後悔しとると思うで。とりあえず先輩に謝って、先輩が決断するまで待ったらどうや？」

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