【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

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〜Aside〜


『ん……ぅ？？』


誰かに呼ばれたような気がして目が覚めた


頭に鳴り響く痛みから、二日酔いだと理解する


ut「起きたんか、Aちゃん」


『…！？秀也っ…！』


ベッドのすぐ横に座っていたのは、先日出て行ったばかりのはずの秀也だった。


帰ってきてくれた___その嬉しさから笑顔が零れる


ただ、私の笑顔とは正反対に秀也は難しい顔をしていた


ut「…なぁ、Aちゃんは俺よりもあの後輩のほうがええんか？」


あの後輩、とはショッピ君の事なのだろう。


『…そんなこと、ないよ』


今までの私なら、『そんなことない！』と即答で返事ができたはず


しかし、少し悩んでしまうあたりショッピ君に何らかの思いがあるのは自分でも分かっていた


ut「そこで間を開けるってことは、少なからず好意は寄せとるってことやんな？」


『…………』


黙って俯く私を見て、秀也はため息をついた


ut「もうすぐクリスマスやろ。俺、泊まりがけで小旅行行ってくるからクリスマスディナーとかいらんで」


誰と行くの？


今の状態でそんなことを聞く勇気も資格も、私にはなかった


誰と行くかなんて分かりきっている。秀也の女だろう


『……………もう、何も感じないよ。行ってらっしゃい』


そう言うと秀也は少し目を見開いたが、すぐに立ち上がって家を出ていった


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スランプが……
多分もう少しで完結します。続編までいくかな？

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