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わかっているんです。
彼らが本当は私が思うような方たちじゃないって。
最初は、私も他の人のように彼らは憧れで、彼らの側で仕事が出来ることが嬉しくて仕方がなかった。
彼らだって最初は今みたいに冷たい目を向けてきたりキツイ言葉を浴びせてくることなんてなかった。
やがて浮き彫りになった私の無能加減に呆れているだけだ。
ni「...こりゃ随分と劣等感が根強く残ってるな
あとであいつらを叱らなくちゃ」
「...え？」
ni「いや、こっちの話だよ
...それじゃあ、またね」
「あっ...あの、これありがとうございます！
大切に、使わせていただきますね」
春の夜みたいな方だったな、なんて思い出す。
前にあったのが半年前で、次に戻ってくるのは来年だったはず。
言っていた意味はよくわからないけれど、優しく、皆んなからも愛される素敵な人。
悪い人たちじゃないなんて、そんなのわかっていた。
それでも、たまに帰ってくる彼は歓迎され空いた時間を埋めるかのように楽しそうに語らう輪の中に、私は入れてもらえさえしなかった。
だめだ、これは完璧な僻み。
あれだけ素敵な人なのだから万人から好かれるのもよくわかる。
彼からもらったガラスペンは今も大切に使わせて貰っている。
次使う機会はいつだろう？なんて考えながらそっと取っておいた最初の箱に戻し、自分の荷物に戻しておく。
これは大切な数少ない彼との思い出だから。
まだ死ぬ予定なんてないけれど、生まれ変わったら彼のような優しく出来のいい人に好かれる人になりたいな、なんて。
このお礼もちゃんとせず別れの挨拶もせずにここを出て行ってしまうことを許してください。
もしかしたら私のことなんて忘れてしまっているかもしれない。
数少ない彼との接点を思い出し少し悲しくなるが、私が彼の優しさに救われたことだけを覚えていればいい。
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カピバラ(プロフ) - これ俺の勘違いなら凄く恥ずかしくなるな...なんかすいませんでした (2019年6月12日 18時) (
レス) id: 7f83943664 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ(プロフ) - 名無しさん» (((；゜Д゜))まてまてまて、ちょ、その言い方だと俺の予想した考察よりかなり胸糞な内容になっちまうじゃねえかヤメロ！...そ、そんなのあるわけないよね、ｶﾞﾀｶﾞﾀ、やそれもありえるかも知れねえから否定できんが、あと普通にすごく面白かったです応援してます！ (2019年6月12日 18時) (レス) id: 7f83943664 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます！もしよかったら、どんなことでもいいので想像した答えを書いていただけると嬉しいです！他の方から何かあれば私の責任で消すので、お気になさらず是非！！ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 言い忘れてました！面白かったです！ (2019年4月10日 17時) (レス) id: c69dbdc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 気がついちゃいました。相手が誰なのかが気になります。これで見当違いだったら恥ずかしいですけど...。ネタバレに捉えられてしまうなら、返信して貰えたら消します。 (2019年4月10日 17時) (レス) id: c69dbdc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明玄師 | 作成日時：2019年1月13日 2時
