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「ごちそうさまでした」
何度メイドさんに伝えてもいつも食べる以上によそられた食事を残してしまうのに申し訳なくなるが、これ以上はどう詰め込んでも吐いてしまうから仕方がない。
勿体無いな。
これ以上は減らすわけにはいきませんって言うけど、見た目とかの問題かな？
自分以外が楽しそうに騒ぎながら進める食事の席を立って部屋をそっとでる。
どうせ音を立てて出ようが出まいが誰かが私を振り返ることも呼び止めることもしないけれど。
最近じっと見つめてきている瞳に気がつかずに先にトントン様の仕事部屋にいって部屋に持ち帰って済ましておいた書類を置いておく。
ふと、考える。
私が辞めてしまったら、こうやってトントン様でなくともやれる書類を黙ってやる人はいるのだろうか？
新しく私の代わりになるだろう彼女は気がきくし才もある。
だからもしかしたら私なんかより難しい書類も先回りして終わらせておいてトントン様の負担を減らせるかもしれないな。
...無駄な心配でしたね。
夜遅くまで作業されていたであろう空気の詰まった部屋の換気をして、少しだけ机の上を片付けておく。
ひっそりと癒しの効果のあるアロマを焚いて開けた窓で香りを薄めればやんわりと香るそれは自然と胸に入ってすっと気持ちが良くなる。
トントン様がいらっしゃる前に書類を回収しに行こう。
いつも通り仕事をしていれば、いつの間にやら昼が過ぎていて、また今日もお昼を食べ逃してしまったけれど...お腹も空いていないしまぁ、いいかと片付ける。
お昼自体はトントン様に軽食を持って行くから意識はしているけれど、トントン様が食事をなさってる間に整理や必要な書類を用意しておこうとするとすっかり自分のことは忘れてしまうことが多い。
今日は少しだけ余裕があるな。
トントン様の食べ終えた食器を下げて、ついでに頼まれていた確認するものも終えた私はそのまま然るべきところにチェックした表を渡してきて、少しだけ余裕があった。
一度、部屋に帰って一休みでもしようかな。
なんとなく疲れをひどく感じ吐き気までする気がして自然と足が私室のあるフロアへと向く。
zm「ちょっと付き合ってぇや」
「なっ...！？」
数個の部屋の扉の前を横切った時、後ろからぐいっと腕を引かれ、急なことに驚いた私は抵抗する力もなく引きずられるように彼の部屋へと引きずりこまれた。
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カピバラ(プロフ) - これ俺の勘違いなら凄く恥ずかしくなるな...なんかすいませんでした (2019年6月12日 18時) (
レス) id: 7f83943664 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ(プロフ) - 名無しさん» (((；゜Д゜))まてまてまて、ちょ、その言い方だと俺の予想した考察よりかなり胸糞な内容になっちまうじゃねえかヤメロ！...そ、そんなのあるわけないよね、ｶﾞﾀｶﾞﾀ、やそれもありえるかも知れねえから否定できんが、あと普通にすごく面白かったです応援してます！ (2019年6月12日 18時) (レス) id: 7f83943664 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます！もしよかったら、どんなことでもいいので想像した答えを書いていただけると嬉しいです！他の方から何かあれば私の責任で消すので、お気になさらず是非！！ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 言い忘れてました！面白かったです！ (2019年4月10日 17時) (レス) id: c69dbdc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 気がついちゃいました。相手が誰なのかが気になります。これで見当違いだったら恥ずかしいですけど...。ネタバレに捉えられてしまうなら、返信して貰えたら消します。 (2019年4月10日 17時) (レス) id: c69dbdc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明玄師 | 作成日時：2019年1月13日 2時
