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「失礼いたしま..」
ut「なんでや！！
なんでAちゃんが辞めることになってるんや！！」
扉を開くなり、朝から姿が見えなかった鬱様がトントン様に怒鳴りつけていていつもと逆の立場に珍しいことがあるもんだな、なんて他人事のように考えていた。
tn「うるさい、本人が決めたことや俺は知らん
..ちょうど本人もきたことやし、無能同士で慰めあったらええわ」
「....」
トントン様の口から出た言葉にびくりと動きを止めてしまう。
見れば、朝より溜まった書類。
朝からいらっしゃらなかった鬱様に私のことで怒鳴られ、その私は書類を受け取りに行ったきり戻ってこない。
ああ、なるほど。
私のせいで機嫌が悪いみたいですね。
「申し訳ございません、遅れました。
書類を預かってまいりましたので確認をお願いします」
深く頭を下げてトントン様に持ってきた書類を差し出す。
..が、相当不機嫌らしく受け取ってもらえず仕方なく側に置き、溜まった書類を整理しながら簡単なものは私がやってしまおうと引き抜く。
ut「な、なんでこんな酷いこと言われとんのにAちゃんは平気そうな顔しとるん？」
「....鬱様、期限の迫った書類がございますので確認をお願い致しますね」
ut「そんなことどうでもええやろ！
なんで、こんな酷いやつにAちゃんが頭下げて機嫌とらなあかんの！？」
うるさい、うるさいうるさいうるさい！！
そんなこと、私が一番思ってる。
なんでなんで、私は仕事が出来ないの？
役立たずなの？？
なんで、こんなに一生懸命やってるのに怒鳴られて、貶されて、馬鹿にされて...
ちがう、ちがう
場違いだっただけだ彼らの横に立とうなんてした私が間違いだったんだ。
身の丈にあったことをせず彼らのそばにいることを願ったから、望んでしまったから私は出来損ないなんだ。
「申し訳ありません
鬱様、私が無能なばかりにトントン様にご迷惑をおかけしていたのです。」
あと二週間、あと二週間でこの場所から解放される。
私に国の幹部補佐なんて無理だったんだ。
素晴らしい軍旗をあげる彼らと肩を並べようなんて、そんな考え自体が非常識で馬鹿な考えだったんだ。
ぐっともう何回目になるかわからない謝罪と下げる頭はやたらこれだけ動作に慣れてしまった。
抱えられる分だけの書類を手に書記長室を出る。
クズと言われる彼は無能だと仲間にからかわれるがそれでいて愛されている。
無能なんて、嘘じゃないか、だって私なんかよりずっと有能
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カピバラ(プロフ) - これ俺の勘違いなら凄く恥ずかしくなるな...なんかすいませんでした (2019年6月12日 18時) (
レス) id: 7f83943664 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ(プロフ) - 名無しさん» (((；゜Д゜))まてまてまて、ちょ、その言い方だと俺の予想した考察よりかなり胸糞な内容になっちまうじゃねえかヤメロ！...そ、そんなのあるわけないよね、ｶﾞﾀｶﾞﾀ、やそれもありえるかも知れねえから否定できんが、あと普通にすごく面白かったです応援してます！ (2019年6月12日 18時) (レス) id: 7f83943664 (このIDを非表示/違反報告)
透明玄師(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます！もしよかったら、どんなことでもいいので想像した答えを書いていただけると嬉しいです！他の方から何かあれば私の責任で消すので、お気になさらず是非！！ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 9aba64d5b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 言い忘れてました！面白かったです！ (2019年4月10日 17時) (レス) id: c69dbdc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 気がついちゃいました。相手が誰なのかが気になります。これで見当違いだったら恥ずかしいですけど...。ネタバレに捉えられてしまうなら、返信して貰えたら消します。 (2019年4月10日 17時) (レス) id: c69dbdc5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明玄師 | 作成日時：2019年1月13日 2時
