だって負けないし ページ33
「…と言っても、どうするのよ。いくら我々国だとは言え、a国は手強いわ。
それに総統閣下が同意するか分からないし…」
『え？あの総統ですよ？戦争大好き甘党異常者5歳児ですよ？同意しますよ。多分。』
いちごタルトを頬張りながら、軽く笑う。
ルアさんは「そうね」と微かに笑っていた。
やっぱり、綺麗だ。
蜂蜜色の輝く瞳を見て、狂犬と呼ばれる彼が思い浮かんできた。
『やっぱりルアさんってシャオロンさんと兄妹ですよね？』
彼女は控えめに頷くと、ポケットから小さなピンを取り出した。
シャオロンさんがつけている、豚のピンだ。
「お兄ちゃんとお揃いなの。小さい時にもらってね。」
『…なんでシャオロンさんにはルアさんの記憶がないんですか？』
「a国はそういう技術が発達してて。
洗脳して無理矢理敵国の幹部を自分の国の兵士にしたりとかもできるんだって。」
『…』
無理矢理、か。
脳へ電磁波を流すとかそういうのだろうか。
それはなんとも…怖いな。
もしかしたら、私達も被害に遭うかもしれない。
『気をつけなきゃ、だな。』
「え、うん？」
『んー…特にシャオロンさん心配だな…』
「というか、どうやって私を助けてくれるの？」
ルアさんは首を傾げて私を見た。
大きめのつぶらな瞳が可愛らしい。
私はのんきに笑い、窓の外を指さした。
『そんなの、戦争に決まってるじゃないですか。』
ルアさんの顔がたちまち青くなっていく。
赤く色付いていた頬は真っ青になり、汗が伝っていた。
「んな、そんなことできっこないわ！！a国よ？言ったでしょう？！
無敗の国と謳われる我々国でも侮れない相手で、a国は手段を問わないの！！」
ルアさんの言うことは正しい。
a国は毒ガスや洗脳、脅迫など手段を問わずして勝利を欲する国だ。
その残虐さは世界一とも言えるだろう。
『それ以外に方法なんてないでしょ？』
交渉も、和平も、あの国には通用しない。
「そう、だけど…」
ルアさんは下唇を強く噛んで、目に涙を溜めていた。
『そんなに心配しなくても、我々国は強いですよ。
誰一人として死んだりしない…は嘘ですけど、負けることは絶対ないです。』
根拠はないけど、我々国だから。
私も随分この国が好きになったみたいだ。
ハンカチで口を拭い、立ち上がる。
『総統のとこに行きましょう。話はそこからです。』
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はっぱ*(プロフ) - アリアさん» ﾜ"ｧｵ"…私も好きですわ…応援なんて嬉しい…！！私が神なのではなく、コメントをしてくれる貴方様が優しさを司る神なんですね分かります。番外編も読んでくれるなんてほんとに神様ですか、そうですか、完全に理解しました好き(???) (2022年8月15日 19時) (
レス) @page41 id: 073070774a (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 番外編で思ったこと私はその式場のバージンロードになりたいそれか客席やな(( (2022年8月15日 18時) (レス) @page11 id: 14df6566fc (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - ｱﾞ〜,,好き。（唐突）応援しとります( ◜𖥦◝ )作者さん神すぎ (2022年8月15日 18時) (レス) id: 14df6566fc (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ*(プロフ) - はむすんさん» うわーーーありがとうございます！！期末は資源の無駄です(断言)いろんな意味でテスト終わったので更新しようと思います！コメントありがとうございました！ (2022年7月2日 19時) (レス) id: 073070774a (このIDを非表示/違反報告)
はむすん - 訂正！テストしかないですね…すいません。作品大好きです！ (2022年6月30日 19時) (レス) id: 9168e983eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっぱ* | 作成日時：2022年1月11日 15時
