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「完敗や、もぉ〜」
と気が抜けたのか、私を残してアーラへ総統と護衛兵が帰るのを確認してからだらしなくソファに身を沈め目を瞑るオスマン、彼は私が唯一頭をフル回転しないと勝てない相手、今日の外交のおかげで23勝25敗、一歩近づいた
「後3勝で私がリード」
「させへんて」
と言いながら楽しそうに笑った彼
「やっぱり足踏んだのがあかんかったな」
「まぁこっちも一か八かのかけだったから」
「というと?」
「こっちも此処を攻めれるほどの戦争の準備は出来てない」
と言えば嘘を見抜けられへんかったぁと悔しそうにする彼、また外交で勝負できたら良いな
なんて思いながら私もソファに座り休もうとすると一つの怒鳴り声
「なにしとんねん!」
「トン氏、何をそんなに怒ってるんだ」
嗚呼、始まった、粛清タイム
「怒るに決まっとるやろ!戦争楽しそうですね、そうですねしましょう!なんてどこのバカやねん!」
と今日も絶好調の我々国書記長、裏の名を大天使…などと言うと怒られるので黙っておこう
私はオスマンが入れてくれた紅茶を飲みながらトンさんを見た
吸い込まれそうになる紅い瞳に綺麗に七三に分けられたその焦げ茶の髪、いつ見ても整っている顔、私はそんな彼があの日と同じ表情をするのを見たい
「Aやん、久しぶりやな」
と毎度毎度ダクトから登場する彼に会うのも二年ぶり、此処の城の全員が二年ぶり
「ゾムは未だにダクト登場なんだね」
と苦笑いを零せば変わらないいたずらっ子の様な笑顔でせやでと言う彼
「A、此奴をどうにか言いくるめてくれ」
と私がほんわかムードに入っていると死にそうな顔で私に助けを求めてくるグルさん、の後ろには鬼の様に怒っているトンさん、まぁ私がトンさんの立場だったらめちゃくちゃ怒ってる
良かったぁ、うちの総統戦争バカじゃなくて…
「グルさんそれは無理、私疲れたし今回の外交でアーラの条件しか通らなかったのはグルさんのせいだしねー」
とケラケラと笑う
この国は個人的に凄く好きだ、賑やかで仲良くて楽しい
「はぁ…そもそもなんでそっちの総統さんはそんな戦争したがっとるんや」
と一人がけのソファに深く座り大きなため息と共に聞いてくるトンさん
「知らなぁい」
「はぁ!?」
「だって興味ないもん」
「なんでかわからんで外交しとったん!?」
「うん」
だって私は、貴方のあの顔がもう一度見れれば良い
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彩心(プロフ) - 瑠癒(るゆ)さん» 初めまして!!入国済みの人です笑 有難いお言葉ありがとうございます！励みになります！ (2019年3月5日 13時) (
レス) id: a036b92465 (このIDを非表示/違反報告)
瑠癒(るゆ)(プロフ) - !?俺の後輩は入国済でしたの人だったんだ...!?え、あの、好きです!!(語彙力&主語) (2019年3月4日 0時) (レス) id: 2ce15b23f6 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - ひまわりゼリーさん» 読んでもらってありがとうございます!勿体なお言葉までありがとうございます泣 (2019年2月14日 16時) (レス) id: f5fb710fde (このIDを非表示/違反報告)
ひまわりゼリー(プロフ) - 面白かったです！
やっぱり彩心さんは神作者だな… (2019年2月14日 16時) (携帯から) (レス) id: 6e709e042d (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - りりさん» ありがとうりりちゃんー！！ (2019年2月14日 2時) (レス) id: a036b92465 (このIDを非表示/違反報告)
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