20話 ページ23
ut「じゃあよろしく頼むな」
「待ってください！お会計どうするんですか」
選んでもらって申し訳ないのだが、こんなに高級そうなドレスを買うほどのお金は持ち合わせていない。
ut「心配せんでええよ、じゃーん！」
大先生のポケットから出てきたのは黒いカード。
ut「これな、グルちゃんの魔法のカード」
「それってグルッペンさんのお財布からお金が飛んでく、現実的なカードですよね」
gr「グルちゃんから許可もらったから大丈夫」
子供っぽく笑った大先生には勝てなかった。
___
なんて時が経つのは早いんだろう。ついにきてしまった、パーティーの日が。
「、、やっぱり私行かなくていいですか？」
tn「今更そんな事言うなや」
いつもと違う格好。大先生が選んでくれたドレスとパンプス。ゆるく巻かれた髪をシルクのリボンで結われ、メイクをされた。
ut「かわええやろ〜」
準備を手伝ってくれた大先生が私の背中を押しながら、みんなにお披露目する。
sya「かわええなぁ」
kn「青色って大先生の趣味やん！」
みんながわいわいしているのに対し、まるで見つかりたくないかの様にゾムさんが隅っこにいるのを見つけ近づく。
zm「何やねん」
「いや、スーツ姿が珍しいなと」
いつもパーカー姿のゾムさんがスーツをぴしっと着こなしている。
「かっこいいですよ、スーツのゾムさん」
zm「褒めてんのか、それ」
はい、と答えると照れ隠しなのか前髪をくしゃとするゾムさん。
zm「__っこれ」
開かれたゾムさんの手のひらから出てきたのは小さな翠色の宝石の様な物。
受け取ってみるとそれは半透明できらきらしていた。ピアス、いやイヤリングだろうか？
zm「耳につけとき、もし何かあったら片方だけでいいから壊すんや」
「壊すんですか？」
zm「俺の能力の応用や。"壊す"事で俺に連絡がくる。パーティーでインカムは不味いやろ？」
連絡手段であるインカムは警備員ならまだマシも、パーティー参加者がつけるものではないだろう。
「ありがとうございます。でも私なら大丈夫ですよ」
zm「油断すんな。裏のパーティーや、良い奴なんてそうそうおらん」
そうこう話しているうちにトントンさんに呼ばれた。出発の様だ。
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飛翠(プロフ) - 白兎さん» 面白いって言ってもらえて嬉しいです(*´-`)リアルなファンタジー目指して設定細かくしています！ (2018年11月9日 0時) (
レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
白兎 - 話がリアルで面白いですね！時々くるネタだったり、急に始まるバトルシーンかっこいいです！これからも頑張ってください！！影で見守ってます(( (2018年11月8日 0時) (レス) id: 2bf9800fc9 (このIDを非表示/違反報告)
飛翠(プロフ) - ひかさん» 応援ありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります！！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
ひか - 初コメです！グルさんが吹いた所らへん自分も吹いてしまいましたwwwこれからも頑張ってください！！！ (2018年10月15日 0時) (レス) id: efdd15773c (このIDを非表示/違反報告)
飛翠(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» コメありがとうございます！ひとらんは癒しです(*´ー｀*)更新頑張ります！ (2018年10月9日 20時) (レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛翠 | 作成日時：2018年9月29日 1時
