16話 ページ19
しんぺい神さんがどうせ行くならと薬を持たせてくれた。
ひとらんらんさんのいる場所に着いたのだが、__自分の目を疑った。
ここまで畑が広いと思ってもいなかった。砦内にあるのだから、あっても家庭菜園くらいの可愛らしいものかと思っていた自分の頭を改めたい。
kn「ひとらんおるかー」
少し遠くの方から何ーと声が聞こえた。
sya「外道丸の薬持ってきたでー」
すると小屋の様なところからひとらんらんさんが出てきた。
ht「入ってもいいから畑荒らさないでね」
kn「荒らさへんよ！」
ht「信用できないんだけど」
既視感。何でシャオロンさんとコネシマさんはこんなにも信用されてないんだ。
ht「こいつら畑荒しの常習犯だから」
納得、してしまった。2人に心の中で謝っておいた。
「ひとらんらんさん、お薬届けにきました」
ht「ああ、ありがと」
私の手から薬を受け取る。
ht「良かったら見てく？」
「いいんですか？」
着いてきて、とさっきいた小屋の方へ向かう。
ht「あとさ、ひとらんらんって長いからひとらんで良いよ」
「ひと、らんさん」
ぎこちなく答えた私に向かってうん、と薄く笑った。何故だろう、ひとらんさんの声は落ち着く。
小屋の中は案外広かった。馬の他にも動物がいるらしく、ピヨピヨと鳴く声がする。
ht「触ってみる？」
「動物って見るのは好きなんですけど、触るのは怖くて、」
大丈夫大丈夫と私の手にひよこをのせた。慌てて手のひらでひよこを包む。
「__可愛い」
自分の顔がほころぶのを感じる。笑みが止まらない。
ht「うちの大人しいから安心して」
私の手の上にいるひよこをひとらんさんが撫でると気持ち良さそうにしていた。
ht「外道丸も触らせてくれるよ」
ひよこを元いた所に戻し、外道丸に近づく。実物の馬は初めて見たが予想以上に大きい。
ht「名前呼んであげながら首辺りぽんぽん叩いてあげて」
ひとらんさんが見本を見せてくれた。
外道丸ーと呼びながら首を軽く叩く。大人しくて良い子だ。
「また来てもいいですか？」
ht「触りたかったらいつでもきていいよ。ここ俺の趣味で作った様なもんだから」
そう言ってひとらんさんは優しく笑った。
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飛翠(プロフ) - 白兎さん» 面白いって言ってもらえて嬉しいです(*´-`)リアルなファンタジー目指して設定細かくしています！ (2018年11月9日 0時) (
レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
白兎 - 話がリアルで面白いですね！時々くるネタだったり、急に始まるバトルシーンかっこいいです！これからも頑張ってください！！影で見守ってます(( (2018年11月8日 0時) (レス) id: 2bf9800fc9 (このIDを非表示/違反報告)
飛翠(プロフ) - ひかさん» 応援ありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります！！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
ひか - 初コメです！グルさんが吹いた所らへん自分も吹いてしまいましたwwwこれからも頑張ってください！！！ (2018年10月15日 0時) (レス) id: efdd15773c (このIDを非表示/違反報告)
飛翠(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» コメありがとうございます！ひとらんは癒しです(*´ー｀*)更新頑張ります！ (2018年10月9日 20時) (レス) id: 01bad502bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛翠 | 作成日時：2018年9月29日 1時
