【d!】社畜、ママになりました (ページ3)

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書類が3枚ページ3

手紙の内容は大体把握できた。単にこの子たちの面倒を見ればいい。ただ他と違うのはこの子たちは人間ではないため成長するのが少し早いということ。

食事などはこっちの世界と同じらしい。この子たちの名前は＿＿＿

??「…んぅ」

『お、起きた』

??「…？」

まだ完全には起きれていないのかぽやぽやしている。ふわふわした水色の髪には寝癖が着いていた。可愛い。

だんだん覚醒してきたのか溢れそうなほど大きな目を数回ぱちくりさせ見つめてくる。橙色の瞳…綺麗な目だ。

『おはよぉ』

??「!!…や！」

『え』

起きて早々拒否られた。すやすやと寝ているもう1人の子を守るように小さな腕を広げ目に涙を溜めながら仁王立ちをする

.

.

チーノ

そんな姿も可愛いと思ってしまう。でも拒否られたのは悲しい…

『ち、チーノ？怖くないよ？』

そう声をかけるがふるふると首を横に振り泣くのを我慢している。

断固として一向に近寄らないチーノ。何とか近寄りたい私。

困ったなぁ。ずっとこの距離だと、面倒見れない…
そうだ、確かお菓子があったはず。

『ほらチーノ、お菓子だよー？一緒に食べない？』

お菓子を餌に(言い方悪い)チーノと距離を縮める作戦が始まった。