10キロ目 ページ10
『いやぁ、すまんのぉ…お陰で治った。』
「はぁ…お前ほんま…まぁ元気そうで良かったわ。」
風邪が治り仕事に復帰できた。漂う珈琲の香りに安心する。
ふぅ…うちの上司が優しくて良かった…
「そーいえば…今日はジム行くんか？」
『ん？行くけど、何で？』
「いや、病み上がりやろうし、どうなんかなぁって…」
『いやいや、継続することが大切だって教えてくれたのはロボロでしょ？だから、これからもよろしくお願いしますね、先生！』
「っおうっ!!任しとき!!」
「はぁ!?え、お前マジ!?」
『あー…うん…マジ…』
それは突然のことであった。
「転勤!?」
『うん…東京だって…何で私なのかな、まぁ引き受けたのはあれなんだけど…』
新プロジェクトの企画チームに入ったため、その影響で変わることになったのだ。
うへぇ…上手く出来ればいいんだけど…
『というか…何でそんな悲しそうなの？…はっ！もしかして私のこと…』
「んな訳ないやろ○すぞ。」
『やん怖い。』
「…一緒にジム行けんやん。何か、一緒にジム行くんがテンプレやったから…ちょっと寂しい…」
あー…そういえば、そっか…
今までというもの、なんだかんだ言いながらジムで共に汗を流し、飲みに行く事が多かった。
そのせいか、それが当たり前になっていたのだが…
『…そうだ！どうせまたここに戻ってこれるだろうし、私がいない間にムキムキになってよ！』
「…そうやな。そうするわ！」
ロボロがちょっと元気になった。
個人的にはロボロのムキムキ姿ちょっと見たくないかな。
『んふふ。東京でもちゃんとジム行ってめっちゃスタイル良くなってめっちゃカッコいい彼氏つくって自慢するからな!!覚悟しとけ〜!!』
「俺やってムキムキボディーになってモテまくってめっちゃ可愛い彼女つくって自慢したるかんな!!覚悟しとけ!!」
何か謎の言い合いというか、決意表明みたいなのをしてて端から見ればやべー奴らだけど…
まぁ、いいんだ!!
待ってろ、東京！
待ってろ、彼氏！(予定)
そうして、彼女は新たな地へと、足を、踏み始めた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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うるふ - やべぇwこの小説めっちゃ好き、、、作者やばい、、、人間じゃない能力持っとる、、、w(いい意味でだからね？！) (2020年3月11日 5時) (
レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
8xrzMXsemlztthS(プロフ) - 最後がただの「お願いマッスル」で笑ってしまいましたwとても面白かったです！ (2020年3月6日 14時) (レス) id: 947a1a5f96 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - サイドチェストってww (*´-`)なんかツボっちゃっておもろかったです (2020年1月11日 12時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
茶壺(プロフ) - 完結おめでとうございます！たくさん笑わせていただきました！素敵な作品に出会えてよかったです。ありがとうございました！ (2019年11月23日 12時) (レス) id: aad1a9e4ae (このIDを非表示/違反報告)
NAME(プロフ) - 取り敢えずは、完結ということで!!ここまで作品を楽しんで下さり、有り難うございました。また、何かの作品で。 (2019年11月23日 12時) (携帯から) (レス) id: 8793375dfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NAME x他1人 | 作成日時：2019年9月15日 1時
