補佐官は微笑む【wrwrd！】 (ページ9)

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[7]*ことりページ9

Side.兄さん

船から降り、人の活気に溢れる港に立つ

「久しぶりに帰ってきたな…」

武器や情報をたくさん自分の国に持ち帰って来た
今回も長旅だったなぁ………4年は向こうにいたんだっけか
とりあえず疲れた。さっさと城に戻って皆にお土産(武器)を渡して早く休もう。そうしよう。
あぁ、そうだ。結構いい情報手に入れたんだよなぁ。どうやらすっごい強い女の人がこの国に居るとか。グルッペン、ゾム辺喜びそうw
でもトントンが頭抱えそうやなぁww
そんな事を考えながら港をでて城に向かって歩く。

しばらく歩くと少し奥まったところに看板があるのが見えた。

「あれ？こんなんあったっけか」

気になって少し見ていると笑顔の見覚えのある人が出てきた。花束を持って幸せそうだ。
その人は俺に気づいたのかどうされたんですか、と声を掛けてきた。教授の授業はどうしたんだ、すちゃらかお気楽大学生さんよぉ←

「いや、ここに看板なんてあったかなと思ったんやけど前からあった？」

「そうですね……2、3年くらい前にはもうあったかと。知らなかったんですか？」

「そうだったんや。知らんかったわ…ここってなんなん？」

「花屋ですよ！賊を倒したほど強い可愛らしい女性が綺麗な花を売っているんです！」

ゆかりさんは楽しそうにニコニコと答える。その様子からその人は信頼されてる事が分かる。
てか、強い女の人なんか………

「ほー。そうなんや」

「寄ってみたらどうです？今多分帰りですよね？あの野蛮な幹部さんたちに買っていってあげたら喜ぶんじゃないですか？知りませんけど」

あいつらに花か。もったいない気もするが………
あ、ひとらんなら喜びそう

「うーん、せやなぁ。買ってったるか」

「そうですよ！あの人達に花の美しさを分からせてやりましょう！！」

「せ、せやな。じゃあ買いに行ってくるわ」

「Aさんなら皆さんにぴったりの花を選んでくれると思いますよ！では、失礼します！」

ゆかりさんは笑顔のまま俺にそう告げると歩いて行ってしまった。
へぇ……Aっていうんや………
賊を倒したほどか………
まぁ買いに行くかな

俺はAさんにゼラニウムを勧められ花束を作ってもらった
さて、城に戻ろうか

(絶対あの人や。写真では横顔しか見れへんかったけど)

さ、総統閣下に報告かな

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

いっつもうちで遅くなってすみません！！！
後は任せたぜ……暁月さんや………