補佐官は微笑む【wrwrd！】 (ページ15)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:3,084 hit

[13]*暁月ページ15

引き続きグルッペンside

私が諦めて他のを頼もうとしていると

「あの……このクレープがなければ元々なんのクレープを頼もうと考えていましたか？」

抹茶クレープを美味そうに食べていた少女が声をかけてきた

「抹茶クレープがなかったら？そうだな………このいちごバナナチョコアイスクレープ(長い)だな」

そう言うと彼女の目が光った

「交換しましょう！！！！」

「……む？」

「お互いクレープを買って少しずつ交換するんです！！！いちごバナナチョコアイスクレープと抹茶クレープを交換すれば！貴方も抹茶クレープを食べれる、私もいちごバナナチョコアイスクレープを食べれる！素晴らしいとは思いませんか！！！(迫真)」

彼女は身を乗り出して目を輝かせながら迫ってきた。どうやら彼女も甘党らしい。
しかしなんと素晴らしい提案だ！

「おお！！！おお！！！！！素晴らしい！！！そうしようではないか！！さっそく買ってくる！」

「わーい！！」

その提案に賛同した私はクレープを買い彼女の元に行く

「買って来たゾ！」

「あ、さっそく交換しましょうか！」

「そうだな！！」

その時、彼女が私の耳に目を向けた

「あの……耳の機械点滅してますけど大丈夫ですか……？」

「ん？ああ、大丈夫だ。」

「え？本当にだいj『大丈夫だ』アッハーイ((」

大方トントンだろう。居場所は分かるようにしてあるが連絡は取れないよう予め設定してある。クレープ食べる時に煩かったらたまったものじゃないからな。

お互いにクレープを堪能し満足していた。礼を言おうとすると

「ああ…幸せな時間だった…」

食べ終わった時彼女はとても嬉しそうな笑みをこぼしていた。…こんな少女が人を殺すとはとても思えないがしたことは事実である。
礼を言ったあとに話を聞かなければならないな。

「今回はありがとう、礼を言う」

「いえいえ！私も他のクレープを食べれて大満足なので！！」

さて…急に本題に入るわけにもいくまい。どうしたものか…

「っと、クレープも堪能しましたし私はそろそろお暇させてもらいますね！ありがとうございました」

そう言って彼女は帰ろうとする。これはまずい、なにか口実を作らなくては

「ちょっと待ってくれ、名前を教えてくれないか？今度ちゃんと礼がしたい」

「礼なんて別にいいですよ！？」

「スイーツが美味い店に連れてってやる」

「行きます(即答)」

こいつ…ちょろいな(((