短編集か…短編集っ！？…草【d!】 (ページ10)

今日:32 hit、昨日:45 hit、合計:54,971 hit

●本当の彼氏　tn(ちょい〇〇？) ページ10

A目線

─────────────────
？｢A！｣
A『え…？』

ｷｨｨｨｲﾄﾞﾝｯ

A『い”ｯｯｯあ”ｯ』
？｢A！A！｣
A『───…私、た、助かる？』
？｢A！喋らんといてやぁ！｣
A『───、いつも、ありがとう。』
？｢ｽﾞﾋﾞｯこ、こっち…こそ。｣
─────────────────

A『？…ここ、どこ？』
看護師｢先生！Aちゃんが！｣

A…そうだ。
それが、私の名前。

先生｢Aちゃん。君の苗字、名前は分かる？｣
A『わ、からないです。』
A『でも、誰かに名前を呼ばれてた…気がする。』
先生｢そうか。きっと記憶はいつか戻るだろう。でも、一応あと1ヶ月は入院かな。安静にしていてね。じゃあまた来るから。｣
看護師｢私も行くね。｣

ｶﾞﾗﾗﾗﾋﾟｼｬﾝ

A『…誰？私の名前を呼んでたのは…』

ｶﾞﾗﾗﾗ

？｢A！良かったぁぁ…｣
A『誰ですか…？』
？｢そっ…か…記憶喪失やもんな…｣

その人は身長が高くて、光の反射で髪の毛は赤く見える。綺麗だ。

？｢俺はトントン。Aの、記憶喪失前の彼氏や。｣
A『…トントンさんが？』
tn｢おん。｣

私には釣り合わない、顔の良さだ。
私には…釣り合わない…？
昔にもこんなことを…言っていた？
そんなことを考えていると、急な頭痛が私を襲った。

A『ｲ”ｯｯ』
tn｢どうしたんやっ！？｣
A『ﾊｧ,ﾊｧ,頭が…急に…痛くなって…』
tn｢そうか…｣

A『トントンさん、私たちが付き合ってた時の話、聞かせてくださいっ！』
tn｢ああ、ええよ。｣

tn｢昔な…──────｣