短編集か…短編集っ！？…草【d!】 (ページ16)

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rb目線

Aだけはダメや。
あいつが、気に入ってしまった。
あいつが気に入るなんて珍しい。

…まあ、閉じ込めるか、殺すかのどっちかなのは、変わりない事実や。

俺の体には鬼がいる。
俺は鬼に、12時以降から、朝の4時までの、4時間。体を貸している。

…その間の4時間は館から出られないが、何をしてもいい。
その代わり、その4時間以外は何にもできへん。

これは｢契約｣、まあ、｢縛り｣や。
どっちも破ることはできない。

俺も、あいつも。

だから、その4時間、Aに何をするか分からん。

あいつは人を殺すと、覚醒してしまう。
覚醒すると、もう俺、｢ロボロ｣が出てこれることはなくなる。
あいつは館の中で、自由に過ごしてしまうことになる。

だから、俺が今まで嘘の都市伝説にしていたのに！
…誰かが本当の鬼の出現条件に気づいてしまっている。

A、来んといてな。