い つ も の ページ9
私と彼の目が覚めて幹部に通信を入れたときは、それはもう絶叫に近いくらいの歓喜の声が城中に響いた。
それを聞いてかメイドも兵士も皆が泣きながらおかえり、おかえりと言ってくれた。そんな様子に嬉しすぎて大号泣してまた彼らを心配させてしまったけれど。
ショッピくんが静かでたまらないと言っていた城の中も活気を取り戻し始め、いつも通りの声が聞こえてくる。
そんな中、違うことと言えば。
「なぁシッマ」
kn「なんや」
「暇じゃない?」
kn「めっちゃ暇。何で外出たらアカンの?」
ノーチェはともかく、なんて言うシッマに馬鹿と零した。
すると彼は案の定突っかかってくる。誰が馬鹿じゃボケぇ!と。
「あのねぇ、アンタ死ぬ寸前やったんやでわかってる!!?」
kn「んなこと言ったらお前もやろ!!? 自分の手見てみぃや!!」
「アンタこそ自分の足見てみぃ!!」
ギャンギャンと言い合っていると、パンパンと制止を意味する手拍子が聞こえて、そちらを睨み付けた。
はいはい騒がないの仔犬さん。そう言うぺ神にでも、と抗議の声をあげたのはシッマだった。
ps「どっちもどっち! 二人とも重傷なことにはかわらん! 書類整理でも、と言うにしたって腕も負傷してるんやから暇なんはしゃーないやろ」
「うぬん……じゃあ散歩くらい、」
ps「ノーチェとコネシマが仕事できない状況で皆バタバタしてるから、何かあってもすぐに対処できひんかもしれんやろ?」
kn「そんくらい自衛でき」
ps「だぁめ!!」
ぺ神はそう言ってシッマの額をでこピンした。バシンという異様な音に悶絶する彼。
「怪我増やしてんのお前じゃん……」
ps「なに?」
「ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲｯｽ……」
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うんちっち - 面白い 更新頑張って (2019年10月19日 23時) (
レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
メビ(プロフ) - 久しぶりの更新ですね！これからも無理しない程度に頑張ってください！ (2019年7月28日 6時) (レス) id: ee2ddb04ba (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - 好きです尊い話好きすぎます！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: e6422e1b57 (このIDを非表示/違反報告)
みふぇ(プロフ) - 好きです (2019年7月13日 1時) (レス) id: df5efd99d9 (このIDを非表示/違反報告)
hasuki- - 初めまして,この小説は時々シリアスを入れてくるから,私がある意味死にそうになりました。これからも頑張ってください， (2019年6月7日 0時) (レス) id: e55a71c11d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中沢 琴葉
| 作成日時：2019年5月6日 13時
