物騒ですね ページ33
ﾋｭﾝｯ
私の首スレスレをナイフが飛んでいく。スレスレ…っていうか、当たったよね。うん当たってるね。血出てるからね。
立ち上がって振り返れば見事に首と体を切り離された男性の遺体があった。
うーん、これを食事中に見るのは辛い。
「大丈夫っすか、先輩。」
『メロンパンくわえながら言われても全然嬉しくないな。』
てかそれ私のだろ。
メロンパンをもぐもぐしながら拳銃を取り出して安全装置を外すショッピ君。
よく先輩のパン食えんなお前。
『はぁ…食事くらい静かにさせてほしいなぁ…』
ため息をついてからパンの袋を閉じて机に起き、止まった馬車から降りる。
屋根の上ではゾムがクリームパンを食べながら辺りを見回してた。ねぇ、それも私のじゃないの？
「なぁ、旅人さん達よぉ…我々国の者だな？人質にさせてもらうぞ。」
「人質にすんならコイツやな。価値はないけど。」
『隊長？即仲間を売るとかシャレになんないんですけど。』
「は？仲間？」
『そういや私裏切り者だったじゃん。てへっ』
「先輩、気持ち悪いっすよ。」
『クソみたいな後輩もったなぁ私。』
ポンポン会話を進めながらパーカーの内ポケからナイフを取り出す。よく磨いてあるそれを手に納めれば、隣にゾムが降りてきた。ショッピ君は相変わらず、メロンパンを食べながら銃を構えた。
「は？お前ら立場わかってんの？」
「そこそこ自信のある旅人なんじゃないの？」
「はっ、滑稽だなぁ」
まさか目の前に我々国の戦闘部隊隊長と副隊長がいるとは思っていないだろう男達は笑いあっている。端から見ても滑稽なのはどっちか分かるだろう。
「せやな、滑稽やわ。でもめんどくはしたくないから、さっさと死んでな。」
『どうせなら隊長だけ暴れればええんちゃいます？って思ったけど、数いるし手伝いますハイ』
「頑張れ〜先輩〜」
ゾムに睨まれてナイフを構えれば後ろから何も込められてない声援が。
ショッピ君を一瞥したあと、ピョンと飛んで、まずは一番遠いところにいる敵の首を掻き切った。
ピッと頬に生温い液体がかかって、つい眉が寄る。
踏み出して近くの男の腹にナイフを深く刺し込めば、何で…？という呟きと共に倒れていった。
何でもくそもあるかよ。よく周り見るんだな。そう鼻で笑いながら振り返った男二人の首をまとめて落とす。
もう三人を殺そうと顔を上げれば、そこにいたのは少し返り血を浴びたゾムだった。はっや。
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若草 翠 - ん？あれ？ちょっと作者さん？なんか終わったことになってますよ?!続きはぁ？まさかこれで終わりじゃないですよね中途半端過ぎます呪いますよ?!汗 (2022年4月10日 20時) (
レス) @page43 id: 3991d49295 (このIDを非表示/違反報告)
氷河 - いきてますかぁ〜〜〜〜？！(大声) (2021年4月14日 10時) (レス) id: c276ce50af (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - このお話好きですー！！！……あれ…………続きがない……？ (2021年4月1日 14時) (レス) id: 8e9c19a797 (このIDを非表示/違反報告)
Rainﾚｲﾝ - 花仙さん» え、死んじゃた？大丈夫ですかｧｧｧｧｧ？(((殴られたぁ (2020年6月6日 21時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
花仙 - やばい。いい話過ぎて死ぬ。。。あれ？なんか体が透けて、、、あ。（察し） (2020年1月1日 14時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pipo1945/
作成日時：2017年8月29日 2時
