まさかのプロローグ2 ページ3
待て待て、状況を整理しよう。
えっと、莉緒ちゃんが私を呼び出して、私に暴言吐いて、んで、自分の腕切ったと。
いや私何もしてないんだけど！強いて言うなら暴言吐かれたね！！
「…とりあえず、落ち着こか。」
「し、止血、しよ」
「ん、止血剤」
「……」
皆結構テンパってます。当たり前だね！！
莉緒ちゃん…いや、もう莉緒でいいや。
莉緒はらんらんに腕の血を止めてもらいながらグスグス泣いてる。
おーい、口元ニヤけてますよー。
一通り泣いた莉緒は目元を袖で拭いた。
泣いてる時間長いんだよ。その時間ずっとガン見されてた私の身にもなってみろや。
「で、何があったん？」
マンちゃんがそう優しく聞く。
まあ莉緒は新しく入ってきた子だし優しく扱われんのは当然なんだけどね。
「A、ちゃんが、ブサイクって、切ってきて、」
おっと？初耳過ぎる発言だ。
いやまあブサイクっつったけど。先にブスって言われたしいいよね
「はあ！？A、どういうことやねん！」
『知らねえよソイツの頭に聞け！』
胸倉を掴まれたから莉緒の方を指す。
おい何、ヒッ、とか声上げてんねん。
「っ、カメラ確認する！」
ボーッとしてたロビロがハッと気づいて部屋のカメラを確認した。
てかいたんだ。気づかなかったわ。
てか明らかな殺意向けてくる奴なんなんだよ。
今まで(二年間)一緒にやってきた仲だろ？(ｲｹﾎﾞ)
「は？壊されてる…？」
はあああああん？？
焦ったロボロが廊下のカメラを見に行く。
壊すとかどんな神経してんだよ。
胸倉を掴み上げてるシッマから浴びせられる敵意をスルーしながら心の中でため息を吐く。
おい狂犬私別に壊してないからな。
廊下のカメラを片手にロボロが部屋に飛び込んでくる。
その瞳には困惑と悲しみが混じってて、あれ、なんかあったんだろうか。
焦ったロボロが再生させたカメラから音声だけが流れ始める。
{『うっっっわ、マジブッサイク』
「はぁ？ふざけないでくれる？」
『あれ、鏡っつったのそっちじゃね』
「…まぁいいわ、笑ってられるのも今の内よ」
『私一回も笑ってないんですけどね』
「さようなら。…っ、」
『人の話聞こうぜ。って、わお。』}
客観的に聞けば私が莉緒を刺した様にも聞こえるだろう。
…おっと、これは…
「っお前…！！」
怒ったシッマに頬を殴られる。いってぇ。
けど気にせず莉緒の方を見る。
相変わらずその口許は笑ってた。
『…完全犯罪じゃーん。』
思わず込み上げた笑みを隠すことなく声に出す。
面白い。付き合ってやろうじゃないか。
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若草 翠 - ん？あれ？ちょっと作者さん？なんか終わったことになってますよ?!続きはぁ？まさかこれで終わりじゃないですよね中途半端過ぎます呪いますよ?!汗 (2022年4月10日 20時) (
レス) @page43 id: 3991d49295 (このIDを非表示/違反報告)
氷河 - いきてますかぁ〜〜〜〜？！(大声) (2021年4月14日 10時) (レス) id: c276ce50af (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - このお話好きですー！！！……あれ…………続きがない……？ (2021年4月1日 14時) (レス) id: 8e9c19a797 (このIDを非表示/違反報告)
Rainﾚｲﾝ - 花仙さん» え、死んじゃた？大丈夫ですかｧｧｧｧｧ？(((殴られたぁ (2020年6月6日 21時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
花仙 - やばい。いい話過ぎて死ぬ。。。あれ？なんか体が透けて、、、あ。（察し） (2020年1月1日 14時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pipo1945/
作成日時：2017年8月29日 2時
