プロローグ ページ2
それは唐突に起こった事だった。
「ねえ、Aちゃん？ちょっと来てくれない？」
『やっだ告白？もー女の子にモテすぎて辛いわー』
「何言うとんねん。莉緒さん困ってんで」
「誰がモテてんねや。」
「いいからはやく行きなよ。困ってるから。」
莉緒ちゃんに呼ばれ、いつも通り漫才と言う名の会話を交わしてから大人しく着いていく。
いやー、女の子にモテるのは嬉しいんだけどね。さすがに付き合えないかなー。
一人美少女に囲まれてるのを妄想してニヤニヤしてると、莉緒ちゃんの部屋についた。
まあ莉緒ちゃん美少女だし付き合ってあう事を考えてあげなくもないけどね？
「何私より目立ってんのよブス。」
『かっわいくねえ！！』
腕を組んでしかめっ面で言ってくる莉緒ちゃん。あれ、さっきまでのちょっと天然な美少女どこ行った？いや、美少女なのは変わらないんだけど。
「私が？何言ってんの。鏡でも見てるんじゃない？」
フン、と鼻で笑う莉緒ちゃん。さっきとキャラ違いすぎない？おばさん着いてけてないよ。
『そうかも。うっっっわ、マジブッサイク』
「はぁ？ふざけないでくれる？」
『あれ、鏡っつったのそっちじゃね』
自分の頬を覆うようにして顔を歪めて笑えば莉緒ちゃんが眉を顰める。なんだよ、私は鏡見てんだろ？何怒ってんねん。
「…まぁいいわ、笑ってられるのも今の内よ」
『私一回も笑ってないんですけどね』
「さようなら。…っ、」
『人の話聞こうぜ。って、わお。』
私の小言を無視して莉緒ちゃんはナイフを自分の左腕に突き刺す。ドクドクと溢れ出てきた赤い液を見つめてうわっと声を漏らす。痛そー…。
てかナイフどっから出した。
何この子、マゾなの？笑ってるよ？大丈夫？
そんな私の心境を知らずに莉緒ちゃんは叫んだ。
「っきゃああああああああっっっ！！！」
『うるっせええええええなあああああ！？いきなり叫ぶなよ！！』
そして私も叫んだ。同じくらいの声量で。
それにしてもいきなり叫ぶのやめてもらっていいですかね。耳痛てぇ。
バタバタと足音が近づいてくる。
…ん？そういや今の状況って…
考えつく前に扉は開かれた。
「どうした！………って、え？」
「シッマ、早く…え、何、この血、」
「莉緒ちゃん大丈夫！？」
「何があったん？」
うわあ、一気に事が進みすぎじゃないですかね。
莉緒ちゃんは泣きながら震え声で呟いた。
莉緒「っ、A、ちゃんが…」
「「「…え？」」」
『えっ』
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若草 翠 - ん？あれ？ちょっと作者さん？なんか終わったことになってますよ?!続きはぁ？まさかこれで終わりじゃないですよね中途半端過ぎます呪いますよ?!汗 (2022年4月10日 20時) (
レス) @page43 id: 3991d49295 (このIDを非表示/違反報告)
氷河 - いきてますかぁ〜〜〜〜？！(大声) (2021年4月14日 10時) (レス) id: c276ce50af (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - このお話好きですー！！！……あれ…………続きがない……？ (2021年4月1日 14時) (レス) id: 8e9c19a797 (このIDを非表示/違反報告)
Rainﾚｲﾝ - 花仙さん» え、死んじゃた？大丈夫ですかｧｧｧｧｧ？(((殴られたぁ (2020年6月6日 21時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
花仙 - やばい。いい話過ぎて死ぬ。。。あれ？なんか体が透けて、、、あ。（察し） (2020年1月1日 14時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピポ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pipo1945/
作成日時：2017年8月29日 2時
