鼓動【sha】 ページ4
大好きなAへ。
不意に思い出話がしたくなったから聞いてくれへん？
あれは、付き合い始めた時に俺が恥ずかしい思いをしたこと。
自分でも甘えん坊なんやなって思って、付き合いたてのAに抱き着いたらどんな反応するかなってやったの、覚えてる？
そしたら勢い余って押し倒す状態になってもうてん。Aは慌ててるし、俺は顔真っ赤だし…あんときはおもろかったな。(笑)
その時そのまま抱き着いちゃえって思って、そのままAの胸に耳を当てたんや。
とく、とく、とゆったり流れるAの鼓動。
体温もあったかくて、何だか眠たくなった。
"生きてる"って実感した。
こうやって頬に手を添えられるのも、
「愛してる」って言葉を伝えるのも、
何処かへデートに行くのも、
じゃあねって手を振るのも、
全部生きていないと出来ないって、何か悲しくない？
凄く単純な事やけど、一つ一つが大切で…生きてる証拠を目の当たりにした時って無性に怖くなって…大事にしたくなるんや。
だから、俺なりに精一杯の愛を注いでAをずっと守っていたい。
守っていたいけど。
俺もAもいつかは死ぬ。
そんなの悲しいから、もう一度だけAの鼓動を聞きたいな。
あったかい命を感じる音…俺にはある？聞こえる？？
自分じゃ確認できひんから、代わりにAが聞いて。
な、俺の鼓動…聞こえる？
冗談禁止やで！？
俺まだ死にたくないから！！
それに、もっとAと一緒にいたいし。
A、これからもずっと大好きだよ。
シャオロン
鼓動の代わりに空しく響く電子音。
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Aの化身(プロフ) - 一つ眼さん» コメントありがとうございます。この作品はただ自分の体験談をメンバーに演じてもらっただけの物です。尊さに気付く事が出来た一つ眼さん自身が素晴らしいことです。同時に、そう気付けた貴方のお手伝いが出来て大変恐縮です。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 5ef8288512 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - 同じ文を2つ書いてしまいました。お手数ですが1つ消しといてください (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - 下の続きです。 涙が止まりませんでした。命の尊さはこう言う事を言うのだなと思いました。Aの化身さん。私に命の尊さを教えてくれてありがとうございました。 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - 下の続きです。 涙が止まりませんでした。命の尊さはこう言う事を言うのだなと思いました。Aの化身さん。私に命の尊さを教えてくれてありがとうございました。 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - はじめまして。いきなりですが私は命の尊さと言うものを知りませでした。でも、この小説を読んでやっと命の尊さを知ることができました。推しが死ぬのがとっても悲しくて。推しじゃなくても、苦しみや悲しみを我慢してきたけれど限界だったり。 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aの化身 | 作成日時：2019年1月13日 15時
