紫兜【sho】兎危@子兎(ファンマーク決定！！)さんﾘｸ ページ11
ようA。
いい話が届いた。
俺、明日前線に出て戦う事になったわ。
正直ありえない話やって思ってたけど、トントンさんに「仲間の一員として頼られてるってことやで」って言われた。
俺は人生で一番幸せかもしれない。
こうやって誰かの為に命を懸ける事が出来るんやから。
初めは何かと緊張してて、上手くメンバーと馴染めなかった。
それでも見捨てないでくれた先輩達には本当に感謝してる。
A、お前もや。
Aは俺のただ一人の後輩としてこの国へやってきた。
初めての後輩に戸惑った事もあったけど、よく頑張ってついてきてくれた。
ほんまにありがとう。
それからAとも徐々に仲が深まって、仕事をほったからしてツーリングも行ったっけ。
あの日見た夕日は今でも忘れない。
喧嘩した事もあった。
Aは女だと分かっていても、拳で殴りあった時は本当に凄かった。
本当に色んな思い出が出来た。
ある意味、この戦いで死んだら勿体ないくらいに。
食卓を囲んだ時の賑やかさとか。
訓練中の、あの緊迫感溢れる空気とか。
逃げ出した後輩との逃避行とか。
もう、数えられんくらいの思い出が出来わ。
軍なんて初めは興味無かったのに。
コネシマ先輩に連れられてこの国に来たときは、本当に暖かかった。
そんな経験なんてしたことない俺にとっては、胸の奥が熱くなって仕方なかった。
けど、そんな日常はすぐに壊れる。
総統である彼が戦争を止めない限り、俺は抗う。
そして、絶っっっ対に負けない。
当たり前や。
あの日常を壊さないように守らな。
それに、壊れたらまた直せばいい。
また同じ場所に集まって、さ。
はぁ〜。
この煙草とヘルメットともお別れかぁ。
この2つは俺にとって命の次に大切なもの。
煙草は同じ喫煙仲間と。そしてこのヘルメットはAとのもの。
また一緒にバイクに乗るためにこのヘルメットを被るんや。
だからA。
俺が戻って来なくても、このヘルメットだけは無くさないでほしい。
血に濡れようが色褪せようが関係ない。
これだけは、俺達を繋いだ唯一の宝物や。
帰ってこれたら、またツーリング行こうな。
俺がいなくなっても泣くんやないぞ。
俺の可愛い後輩よ。
行ってきます！！！
ショッピ
彼の温もりが残った兜を被り、泣き叫びながらバイクを走らせた。
リクエストありがとうございました!
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Aの化身(プロフ) - 一つ眼さん» コメントありがとうございます。この作品はただ自分の体験談をメンバーに演じてもらっただけの物です。尊さに気付く事が出来た一つ眼さん自身が素晴らしいことです。同時に、そう気付けた貴方のお手伝いが出来て大変恐縮です。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 5ef8288512 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - 同じ文を2つ書いてしまいました。お手数ですが1つ消しといてください (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - 下の続きです。 涙が止まりませんでした。命の尊さはこう言う事を言うのだなと思いました。Aの化身さん。私に命の尊さを教えてくれてありがとうございました。 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - 下の続きです。 涙が止まりませんでした。命の尊さはこう言う事を言うのだなと思いました。Aの化身さん。私に命の尊さを教えてくれてありがとうございました。 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
一つ眼 - はじめまして。いきなりですが私は命の尊さと言うものを知りませでした。でも、この小説を読んでやっと命の尊さを知ることができました。推しが死ぬのがとっても悲しくて。推しじゃなくても、苦しみや悲しみを我慢してきたけれど限界だったり。 (2020年3月8日 1時) (レス) id: 250339bac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aの化身 | 作成日時：2019年1月13日 15時
