7.食害 ページ9
ラシュノ side
・
「さあ、俺の奢りでええから一杯食ってくれや！我々国の代表料理。ほんまここの料理はどれもうまくてなあ。」
『あ、ありがとう。ございます』
いつの間にかゾムさんが注文していたらしい大皿にたくさん盛られた料理がたくさん運ばれてくる。
二人で座るには大きすぎると思っていたこの机も、今ではその肌を見せる場所は少なく、ほとんどがよい香りを漂わせる料理で隠されている。
「あ、すみませ〜ん！これとあと...あ、これも追加で頼んでええ？」
しかし、これは何人まえだ？我々国の住民はこんなにも多量な食事をするのか？まさか全て俺に食べろといっているわけではないだろうな？…ところでゾムさんは今でさえこの量なのになぜ追加注文をしているんだ。どういうことだ？
「おーい。聞いとるか？遠慮せんで食べればええよ。」
『あ、すみません。それではいただ…あ、あのゾムさん。何故ゾムさんが隣に…』
先程まで俺の向かいに座っていたはずのゾムさんが、俺のすぐ横でカチャカチャとスプーンを動かしている。
「ほらー。これなんかめっちゃうまいで！食うてみ？」
『うぇ！？あ…ちょ、自分で食べれま…うぐっ』
急に頭をつかまれ口に押し込まれたスプーンに驚く。なんだこの人は。俺は赤子ではないぞ！
なんとか、口に含んだものを一生懸命噛んで飲み込む。
『お、おいしい…』
醤油というものだろうか？
その味がしつこくない爽やかな味わいを生んでいる料理だ。
「せやろ！うーん。じゃ次はこれや！」
『うごっ…』
全ての飲み込んだ瞬間、隙を与えずまた口にスプーンが押し込まれる。
『い、痛いのでやめれくだひゃい。』
口に物を入れて喋るのは良くないが、そうでないと聞いてもらえない。
「いや、ほんまに遠慮すんなって〜。…まだ喋れる余裕あるんやな。あ、これもええで。」
『ふごっ』
さっきのピリッとした緊張感はなんだったのか。杞憂と化したな。
というか完全に彼のペースに流されている。
この人は要注意人物だな。
「うっわー。めっちゃ人おんねんなー。」
「先輩がここがいいっていったからじゃないっすか。」
店の入り口付近で大きな声が上がった。
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ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 柊さん» はい、とても面白くてずっぽりいってしまいました。御忠告有り難う御座います。とりあえず1話保存するのに気をとられて、後回しにしてしまって…気を付けます。 (2019年6月9日 22時) (
レス) id: 6a39835365 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ふてんにぶおんぷさん» 我々だ面白いですよね。オリジナルフラグが原因で低評価をつける人がいるので、気をつけてくださいね。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - すみません。ご指摘有り難う御座います。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: 6a39835365 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - オリジナルフラグ外してください。違反です。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月9日 21時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぇるまーた | 作成日時：2019年6月9日 21時
