6.警戒 ページ8
ラシュノside
「ついたで〜。ここ俺のお気に入りの店なんよ！」
そういって足を止めた男につられて足を止める。
危ない。考え事をしていたせいでこの男の背中に激突しそうになった。
見上げれば、盾がモチーフにされたロゴのついた看板が目に入る。
.
入ってみるといかにも酒場というような店だ。
まだ昼間だというのに多くの男達がビールを飲んでいる。
国は違えど、皆酒が好きなようだ。あまり他国のこういった日常風景を見る機会がないので、面白い。
「そういえば、名前聞いとらんかったな。なんていうん？」
『そういえば...そうでしたね。申し遅れました。ティアモと申します』
「ティアモ...なんやえっらい珍しい名前やな。」
『はい。実は私の母がルーカルラの者だったので。』
「ルーカルラかあ。ええよなあの国。あそこの牛肉めっちゃうまいやん？あと、城がめっちゃでかくて綺麗らしいな？俺も一回行ってみたいと思っとるんやけど」
『それは嬉しいです。あの...俺も貴方の名前を知りたいんですが』
「おお、せやった。俺の名前はゾムって言うねん。よろしくな」
『ゾムさんですか、かっこいい名前ですね』
「え、ほんま？」
そう言ってゾムさんは少し照れたように笑った。
ああ、良かった。
生まれつき嘘をつくのはあまり得意ではないのだ。
「ところで質問なんやけど...あんたなんで攻撃せえへんかったん？」
しようと思えばできたやろ？だって多分あんた強いやん？
彼は机についていた肘を解いて、俺の腕を掴んだ。
傷口はまだ開いたままで、少し痛みがはしる。
先ほどとは違った身震いがするような、猟奇的というかなんというか不気味な笑みを浮かべる彼。
ーーーああ、全然良くなかった。
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ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 柊さん» はい、とても面白くてずっぽりいってしまいました。御忠告有り難う御座います。とりあえず1話保存するのに気をとられて、後回しにしてしまって…気を付けます。 (2019年6月9日 22時) (
レス) id: 6a39835365 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ふてんにぶおんぷさん» 我々だ面白いですよね。オリジナルフラグが原因で低評価をつける人がいるので、気をつけてくださいね。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - すみません。ご指摘有り難う御座います。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: 6a39835365 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - オリジナルフラグ外してください。違反です。 (2019年6月9日 21時) (レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月9日 21時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぇるまーた | 作成日時：2019年6月9日 21時
