耳と尻尾は触らせない 貴方side ページ13
｢じゃあ改めて……幹部就任おめでとうA｣
｢ん……｣
相変わらず俺は素っ気ない。自覚はある。勝手に口が動いてしまうのだ。
｢じゃあ部屋に案内するゾ！｣
と大きな声でグルッペンは言った。
急にガヤガヤと騒ぐ幹部達。
……見守るか
｢俺が行くわ｣
｢先輩なんかにつとまるわけないでしょ｣
俺が行きますよとコチラをみるショッピ。
止めろ、この耳と尻尾は触らせないぞ
｢いやー、ここは後輩同士の方が安心できるやろ。な？｣
うるさいぞチーノ。逆に安心出来んわ、その笑顔
｢まぁまぁ、ここは後輩は引っ込んどこ？ね？｣
｢｢ﾁｯ｣｣
後輩こっわ(引
チーノさっきの笑顔の原形とどめてないやん……
よし、詐欺師って呼ぼう。
｢じゃあ俺行こうか？｣
うーん、ひとらんらんさんは温厚そうやな
｢あー！そういえば今日、畑荒らしたの狂犬組とゾムめぅ｣
｢｢｢ｷﾞｸｯ｣｣｣
｢あ"？｣
前言撤回。めっちゃ怖い
｢じゃあ俺が行くゾ！｣
｢おい書類はどうすんねん｣
｢｢う"っ……｣｣
反応から見るに鬱も書類やっとらんな
｢もうトントンで良いと思う｣
ペ神の一言にロボロとエーミール、オスマンが賛成した。
無論、俺もだが……。
｢｢｢｢｢は？｣｣｣｣｣
いや、ひとらんらんは刀おさめよ、ショッピくん鬱は銃しまおな？ゾム、コネシマ、シャオロンは殺気を消してくれ、グルッペンは威圧すな。エーミール、ロボロは笑うな止めろ。オスマンはなんで俺を見てニヤニヤしてんねん。見んなや……
｢みんな落ち着いて？分かるやろ？｣
ペ神が不敵に笑った。背筋が冷たくなる。あれ？デジャブ……
｢ええな？みんな｣
渋々 了承する彼等。
｢まぁ、とりあえず付いてこいや｣
トントンについて行こうとするとペ神が腕を引いた。
｢俺がトントンを呼んだ理由、もうひとつ分かるよね？｣
黙って頷く
『人間如きに俺が手を握るとでも？』
いつかトントンに言ってしまった言葉
｢頑張って｣
そう言ってペ神は俺の頭を撫でた。
俺は駆け足でトントンの元へと向かった
_______________
｢ここやで｣
少し大きな木の扉を指さすトントン
｢じゃあ俺行くわ｣
と一言放ち離れて行こうとする彼に
｢待ってｯ｣
気づけばそう声に出していた
驚きながらコチラをみる彼
｢ご……ごｯ｣
言葉に詰まる。俺は昔からそうだった。
そんな俺を見るなりトントンは呆れた、とでも言うようにため息をつく。
｢お、れｯ……｣
その瞬間、頭に温かい手が置かれた。
不器用に動かすトントンに俺は言葉を失った
不器用な二人 トントンside→←オモロいやつ 貴方side
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通りすがりの創造神A - ラテラルさんコメントありがとうございます！自分も一応学生の弟がいまして、少年の日の思い出を呼んで発狂してました(笑)無事にドン引きされましたよ！はい…… (2020年2月2日 11時) (
レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
ラテラル - そうかそうかつまり君はそういうやつだったんだな←最近国語でやりました。少年の日の思い出…音読中についエミさんって言ってしまいました (2020年2月1日 22時) (レス) id: a6f89088d1 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの創造神A - 結女さん、やっぱり分かりました？ネタに関しては切れかけてますよ(汗)リクエストありがとうございます！めっちゃ絡ませますね！ (2020年1月28日 17時) (レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの創造神A - ナナさん大正解です！久しぶりに図書館行ったら偶然見つけてしまって……。あまりにも懐かしいのでぶっ込みました。 (2020年1月28日 17時) (レス) id: 61f68fc339 (このIDを非表示/違反報告)
結女 - ツンデレ増えた！？創造神さんならネタ切れしなさそう…もっと絡ませて下さい。しんどいっすパイセン… (2020年1月28日 17時) (レス) id: fb3033c0b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがりの創造神Ａ | 作成日時：2020年1月23日 23時
