我ら双子、鬼殺隊になる。【鬼滅の刃】

七　「我ら服は苦手」 ページ9

おじいさんの家に帰ってきてから数日。(因みに勝負は兄ちゃんが勝った。)
変なお面を着けた女の人が来た。背丈からして多分年上だ。





「君が嘴平Aさんかな？」


『は、はい』






私の家でもないから外で話してる。
ごめんね。ここ、あっついよね。





「私は君の刀を打たせてもらった、鋼野鉄花」


『ん？？？』





刀はあるっちゃあるんだよね。ボロッボロの。
とりあえず受け取るべき？
て、鉄花？は話を勝手に進めて行って刀を私につき出す。





『おぉ...！凄いカッコいい！！』


「Aさんは二刀流の技を使うと伺いましたので、刀は二本です」





誰に聞いたの？え？？
鉄花をガン見してもお面しか見えない。
えぇ....

刀は入れ物(鞘)がねずみ色で、掴む部分(柄)は青とねずみ色。
鉄花が言うには「鍔は敢えて付けない事にしました」らしい。
鍔ってなに？？？





「あ、後、隊服を預かりました」


『どうも』





真っ黒い服を兄ちゃんの分も貰ったら、鉄花は帰った。

服かぁ...
兄ちゃん多分、着ないだろうな。
私も苦手で、今着てるのも比較的薄いのだし。

溜め息を吐いておじいさんの家に入って仕方なく着る。





『これは.......大丈夫だ』





上は長袖だけど頑張れば半袖に出来る。
それに、下は何かヒラヒラ(スカート)だからピッタリ肌に着く感じはしない。





『短い気もするけど』





そこはまぁ、無視で。

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