Daily Motion 8 【男性声優】

打ち上げの席での推し　横から見るか前から見るか遠くから見るか ページ37

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私がこの世で一番憧れを抱いている人が杉山紀彰さんである、ということは皆さん承知の事だろう。いや、いっぱい憧れの人はいるんだけど、やっぱり、やーっぱり杉山さんはナンバーワンでオンリーワンだと思うのね。

そんな杉山さんと、なんとなんとなんと私は今飲みに来ている。

え？飲みネタ多いって？？許せ…

まあでも飲みに来ている、といっても打ち上げでご一緒してるだけで、十数人いるこの状況で突撃！杉山さん！するのはやはり躊躇ってしまう。今も杉山さんスタッフさんとお話してるし…



場も盛り上がり、皆さん自分の席など気にせずごちゃごちゃとし始めた頃

杉山さんと今まで話していたスタッフさんが席を外したのを目ざとく見つけた私は意を決して立ち上がった。


『すっ杉山さん』

杉山)「あ、はい、なんでしょう穴澤さん、」

グラスを片手に、座ったまま私を見上げて少しきょとんとした顔をする杉山さんは天使なのだ。異論は誰もしないだろう。


『あ、あのっ、お隣いいですか？』

杉)「ああええもちろん、どうぞ」


ぽんぽんっと空いている座布団を軽く手ではたいてから渡してくれるのはなんなの？癒しなの？どうしてそんなに素敵なの？？


『杉山さんは梅酒…ですか？』

杉)「あ、ええ。今はロックで」

『いいですね！私もソーダ割飲みました』

杉)「今飲んでるのはなんです？」

『あ、これ苺サワーです』

杉)「けっこう可愛らしい見た目ですね」

『…！そうですね、いちごを凍らせてあるみたいで果肉感があって美味しいです』

杉)「へぇ〜、僕も頼んでみようかな」

『あ、えっとこのページにあって…』


杉山さんが手にしたメニューに私も目を通そうと前かがみになると、思いもしないくらい近くに杉山さんの顔があって思わず固まる。えええ、いいの？これ、えええ！！！？？


杉)「ん？どうかしました？」

『あっいえ、えーと、あ、あ、ほら！キウイもありますよ！』


慌てて話を戻すと、杉山さんも「そうですね」と相槌を打ってくれる。よかった、怪しまれなかったか


杉)「穴澤さんは？なにか追加で飲みます？」

『あっうーんじゃあジンジャーエールで』

杉)「お酒じゃなくていいんですか？」

『ちょっと暑くなっちゃって、』


パタパタと顔の前で手を振りながら答える。そりゃ杉山さんとお話できたら暑くもなる…体温上昇やばこ


杉)「あぁたしかに、ちょっと赤いですね」


待って顔見つめられてそんな優しい声出されたら鼻血止まらんですハイ

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