おかしくても変わらないらしい ページ24
「ユノ、攻撃はいらない、囮でいい」
「了解ママ！」
何か、何がおかしい？
何だこの違和感……ストーリーを思い出せ、違和感を探せ……ここの本来のストーリーは。
「ディアソムニア寮は…？」
「ママ？」
「おかしい…ディアソムニア寮の奴らがいない…」
そうだ、思い出した。
本来のストーリーなら、ラギーのラフウィズミーは失敗に終わる。あの群衆に巻き込まれたのはディアソムニア寮ではなく、ディアソムニア寮の寮服を着たケイトの分身達で、結局無傷に終わるはず。
だから、レオナがマジフト大会を棄権しようとして、そっから争いになってオーバーブロットする…はずじゃないのか？
ディアソムニア寮無しにオーバーブロットした…僕の言葉のせいか？それだけでオーバーブロットするような奴だったのか？
「ロセ！聞こえるか！！」
「！！……はい！」
「イレギュラーだ！今すぐにコロシアムの外を見てきてくれ！」
「分かった！！」
なぜディアソムニア寮が来ない、リドル達先に手を打ったのではないのだろうか。せめて、マレウスだけでも無事であればありがたいけど。
「オフイズユアヘッド！！」
リドルがユニーク魔法を唱える。それはレオナの防御魔法により掻き消された。
「なっ？！」
「ユノ、隙を作れ」
「おっけぃ、Water!up，left，down，up!」
ユノは水の塊を操る。
ユノの武器は指揮棒だ、もちろんただの指揮棒ではない。火、水、風を自在に操ることが出来る。絶対的なリズムと完璧な動きではないと操れない、ユノだけのものだ。
すると、モブ達とラギーが応戦しようとする。
「ミコト、セイヤ、アイツらを無力にしろ」
「了解しました母様」
「母さんの言葉のままに」
ミコト、セイヤ、それからエースとデュースでモブとラギーを足止めている。これでよし。
「Go straight!」
水の塊がレオナのすぐ隣を掠める、それを避けたレオナに隙が出来て、リドルはそれを見逃さなかった。
「オフイズユアヘッド！！」
それは見事にレオナの首にかかり、砂埃が止まった。
「よし、さすがだね3人とも」
すると、ロセが慌てて帰ってきた。
「トワ！」
「ロセ！外は…」
「確かにイレギュラーだった！」
「！！じゃあ…！」
次の一言は、レオナを完全にオーバーブロットさせてしまった。
「でも、寮長だけは何とか無傷だって！」
「本当か？！」
でかした、流石はマレウス、動じないか。
「あーやめだやめ」
すると、レオナがそう言った。
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神里(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 2475bb3e2f (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 良い作品です。更新頑張ってください！ (2021年3月26日 7時) (レス) id: 74f0a1383a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神里 | 作成日時：2021年2月27日 11時
