朝起きたら転生してました ページ1
「あーやっと終わったー」
私、トワといいます。女です、イラストレーターをしています。
私はいわゆる夢女子です、よく作品を見ては妄想に浸ります。大体理想の自分は毒舌で、言いたいことズケズケ言って、大体チートです。
魔法でもなんでもチート級な姿を想像しては自己満に浸る私は、今はイラストを夜更かしして完成させたところです。
ベッドに潜り、すぐ眠りにつきました。
「……ろ！……起きろ！！！！」
声が聞こえて目が覚めると、見知らぬ人がどこか見たことのあるような服を着て私を起こしていた。
誰だよてか。
「やっと起きたか、さっさと支度して行くぞ」
行くとはどこに、てかどこだよここ、絶対家ではない。なんでこんなとこで寝ているんだ、夢？夢ですかこれ。
男は部屋から出ていった。
にしても見たことある服だ、歩きにくそう。
ベッドから降りて部屋を見回すと、鏡があった。
鏡を覗き込むとそこには、自分ではなく、自分の理想の姿があった。黒く長い前髪で右目が隠れて、赤目がよく目立つ、私が描いていたオリジナルキャラクターの「ミレナ」の男バージョンだった。
「えー！夢ですかやっぱり？」
頬をつねると痛みを感じる。現実なようだった。
「まじかー……」
豪華な部屋をさらに見回すと、見た事のある制服がかかっていた。黒と白のシマシマネクタイに、紫のベスト、黒い手袋……。
「あっ！ここツイステ？！てかポムじゃん！推しいるじゃん！推し！！！！」
ツイステッドワンダーランドというゲームをしていた。ネズミーランドの悪役たちを美男化して、その人たちと学園生活を過ごすというゲームがあった。
このゲームには寮があって、ハーツラビュル寮、サバナクロー寮、オクタヴィネル寮、スカラビア寮、ポムフィオーレ寮、イグニハイド寮、ディアソムニア寮がある。
それぞれ癖が強いが、その中でも美に関して癖が強いポムフィオーレ寮にいる。私美と無縁の生活してきたんですけど。
「ふーむ……じゃ理想通り、好き勝手やらせてもらうかな、どうせモブでしょ何使えるか知らんけど」
理想通りだったらなんでも使えるけど、実際は分からない。試してみようか。
着替え終わると、ちょうど部屋のドアが開く。
そこには、寮長のヴィルがいた。私はツイステのキャラは推しのエペルくん以外呼び捨てにしていた。呼び捨てで呼ばないように気をつけよう。
「ねぇ、あんた……」
ヴィルが口を開く。うわぁ、嫌な予感。
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神里(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2021年3月27日 14時) (
レス) id: 2475bb3e2f (このIDを非表示/違反報告)
カナリア - 良い作品です。更新頑張ってください！ (2021年3月26日 7時) (レス) id: 74f0a1383a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神里 | 作成日時：2021年2月27日 11時
