黒王子な8人目！⑤(JW) (ページ32)

今日:6 hit、昨日:29 hit、合計:167,299 hit

I Dreamed a Dream ページ32

胸ぐら掴んだ手をパッと離し、一言。

横｢やるってよ、｣

『へ？』

横山くんのジャケットの胸のポケットから出てきたのは、スマホ。

見せられた画面を覗き込むと「通話中」の表示。

『えっと、どう…いう…』

中｢お前どこおんねん！！！｣
藤｢はよ戻ってこい！｣
桐｢おまほんましばく｣
小｢Aくんや～～～；；；｣
神｢Aくん！照史くんカチキレ！｣
濵｢戻ってこんか思った…｣
重「たっぷりお説教やぞ～～～！」

「ハイ」とスマホをAくんに渡し、席を立つ横山くん。

くぅ！カッコイイですね…！

『もしも…し？』

藤「…A、元気してたん？」

『ごめん、流星、心配かけたみたいで』

藤「戻ってくるって信じてたで。」

『ありがとな。……あ、まだあのゲーム攻略できてへんままやったな、またやろな』

藤「あーソフトどこやったっけ、うん、探しとくわ(笑)」

小「Aくん～～～ホンマのホンマにホンマでホンマに心配してんで俺～～～～～」

『…望』

小「はっ、名前…!!」

『ありがとな、最年少のお前に色々背負わさしてもうて、』

小「Aくんん～～～～…」

神「Aくん」

『おん、神ちゃん。んっと、ごめんな、連絡返せん…』

神「何食べたい？」

『え？』

神「なーにーたーべーたーいーのー？？？」

『…和食』

神「んっ！りょーかい！」

濵「おかえり、A。」

『濵ちゃん…っ』

濵「なんっでお前が泣くねん!泣きたいのこっちや！」

『だってぇ…っ』

桐「ホンマやで？！もう一生会われへんか思ったわ！！！」

『照史くん…』

桐「んもーーー！！湿っぽいのナシ!!!」

『照史くんだって鼻声やん、泣いてるんちゃうんっ…』

桐「知らんっ！とにかく生きてたならよかった！！！！はよ顔見せに来んかい！！」

『うん、すぐ行く。淳太は？』

中「なんや」

『さっき来たメール見たんやけど、淳太スマホ慣れてへんの？打ち間違え多ない？』

中「やったらせめて訂正の返事くれるとかさ、」

『あー後で送…』

中「いやもう口頭で伝えてくれ」

桐「ほら、しげも、」

重「…もしもし」

『お前、嘘ついたやろ』

重「見たなら無視すんなや。結構凹んだんやぞ。」

『もういっぱいいっぱいやってんもん、』

重「まぁ、とりあえずさ、」

『おん』

重「おかえり。」

『…おん』

重「やなくて、」

『…ただいま？』

重「なんで疑問形やねん(笑)」