◆緊急会議 ページ23
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連れてこられた女がどんなもんなのかと気になって顔を出したらまあ綺麗な女やった。けど、スパイになるには薄い顔やなーなんて思っとった。
珍しいことにマンちゃんが手を出したらしく、顔は腫れ髪はボサボサだったけど、それでもべっぴんさんやな。
僕のこと見た事あるらしい彼女は、どうやらこの国がどこなのか分かってなかったせいで喋らんかったらしい。
ω国と分かるとポツポツと話を始めた。
どうやらβ軍に追われたシャオちゃんを家に入れ、足が良くなるまで匿って、闇底の森から抜けられるよう町まで案内したらしい。馬を買って去っていった、と言っていた。
「で、マンちゃん。どうやった？」
「どうやったって、何が。」
「新しいお薬♡」
「やっぱりかあ。飲ましたあれ、自白剤入っとったんやろ？」
「まだ研究途中やけどね、僕とペ神の共同開発」
「十分な効果が出てるんちゃう？あんだけ喋っとったし」
概ね成功、ってことやなー。
ペ神にも報告せなあかんなー。
「で、自白内容どうやったん？」
「あの子の言っとることに嘘はなかっためぅ」
「ま、足首いわしとるんもペ神が言っとったし、馬買って去ってったってのもあってるやろな」
「ひとらんとこの馬小屋に見知らぬ馬と倒れとった言うてたからまあそやろな」
シャオちゃんに対して何かをしたわけじゃない、っちゅーことはわかった。でもそれよりもっと気になることを発した。
「んで、マンちゃんあれどうするん」
「あれなあ…」
また面倒なこと持ってきてくれためぅ。
と、頭を抱えてるマンちゃんの隣でカチカチとライターを付ける。
「まあとりあえずは、ショッピくんの調べた内容とシャオロンからの事実確認してからやないと安全かどうかなんて分からんしなあ」
「ほんま、とんでもワンダーランドやで」
《一斉連絡。一斉連絡。総統命令。幹部は5分後に会議室に集合するように。繰り返す。幹部は5分後に会議室に集合するように。》
「お、緊急会議なんて珍しいな」
「β国から降伏宣言でも出たんやろか」
「かもしらんなー」
「いやめぅー、忙しくなるめぅー」
「外交官様大変やもんなあ」
そんな話をしながら会議室に向かうと、概ね揃っていた。
「遅なってすまんな」
「構わん、まだ時間前だからな」
「大先生がはよ来るなんて珍しいな」
「俺と居たんやから当たり前めぅ」
「すみませんおそくなりました」
そう言って扉を開けたのはショッピくんやった。
彼が席につくと、部屋が暗くなりスクリーンが降りてきた。
「この会議の主役や、頼むゾ」
「はい。では見てきたものを共有しますね」
そこに映ったのは数え切れないほどの本だった。
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ーーー - 好きです (3月13日 4時) (
レス) @page35 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 楽しい作品ありがとうございます！続きも楽しみにしてます。 (2023年3月27日 10時) (レス) id: 26248b9bea (このIDを非表示/違反報告)
なな - お米様抱っこ好きですw (2022年10月15日 21時) (レス) @page28 id: 7cadbb1f0e (このIDを非表示/違反報告)
スンドゥブ左衛門(プロフ) - 無名さんさん» お返事遅くなりました。どちらに掲載したのか等をお教えいただけるのでしたら、是非お願い致します。ﾂｲｯﾀとかでご連絡頂けると助かります。 (2022年8月7日 8時) (レス) id: 2b12ea7bfc (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - 失礼します！僕今、おすすめの作品を紹介していて、作者様のお名前と作品を出してもよろしいですか！？こちらの作品僕大好きでして…ぜひ紹介したいんです！ (2022年8月6日 11時) (レス) @page35 id: ea8e66f22c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スンドゥブ左衛門 | 作成日時：2022年6月14日 15時
