01 ページ1
.
私は 幼い頃から 活発で どちらかというと女の子らしさは一欠片もなく 男勝りな所があった。男友人とも遊ぶことが多かった
それのせいもあるのか 男運には恵まれていなかったのだ。人生初めて 中学生の頃に 好きな先輩に告白され 私の青春が始まったと思いきや 半年後には浮気をしていたことが発覚した。
あまりの屈辱にその先輩の頬にビンタを食らわしてやったら 友人のコネシマに お前の平手打ち最高やったで と腹を抱えて笑っていたからそいつにも腹パンを食らわしてやった
それからは恋より部活に熱心していた私は 引退試合も終わり受験生として過ごし高校入学。部活でショートだった髪を伸ばし 少しでも女の子らしさを出す為に御粧しをするようにすれば入学して数ヵ月後には 同級生の男から告白され 二つ返事で了承したが この恋も数ヵ月後には破局した
これまた 友人のコネシマ と シャオロンに笑われてしまい八つ当たりで 腹にパンチを食らわす。
高校2年3年では何度も付き合うことはあったけれど数ヶ月も持たずに終わることが多かった
大学4年間では 素敵な人に出会うことも無く幕を閉じ、そして、社会人なって2年が経つ
社会人3年目を迎えた私は 上司から好きだとと言われ数ヶ月付き合うも結局終わってしまい数日経った今日
友人を誘い愚痴を聞いてもらう為に仕事帰りに居酒屋に来ていた
私の飲み相手に選ばれたのは、幼馴染のトントン 私が別れる度に側で慰めてくれた優しい幼馴染。コネシマ シャオロン と他の友人を誘うも お前の愚痴を聞くのはしんどいからな ときっぱりと断られた。唯一来てくれたのがトントンである
「あんま飲みすぎたらあかんで」
何杯目かのお酒を注文しようとメニューに手を伸ばすがそれを トントン に没収される
『お酒飲んでないとやってられない』
「お前 明日も仕事やろ」
メニューを取り返そうとしても、酔っているからか上手く奪うことすら出来ずに私の手は虚しく空を切った。結局諦め テーブルに並んである おつまみ を口に運ぶ
『やっといい人見つけたと思ったのに』
「…」
今までの境遇が思い浮かび、あまりの悲しさに涙が溢れてくる。
トントンは 何も言わずただただ 私の愚痴を聞いてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おまめ(プロフ) - 神桜さん» コメントありがとうございます、少しでも胸きゅんになりましたら嬉しい限りです。のんびり更新ではありますがこれからもよろしくお願いいたします (2020年6月21日 17時) (
レス) id: 9561074fc6 (このIDを非表示/違反報告)
神桜(プロフ) - 思わず胸がキュンキュンする素敵な小説をありがとうございます。これからの作品を楽しみにしています。体調には気をつけられてください。応援しています。 (2020年6月21日 15時) (レス) id: 9ba845ca6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おまめ# | 作成日時：2020年6月9日 13時
