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「それに加えて柱への侮辱発言ッ!!斬殺刑だ!
!俺が今ここで斬ってやるッッ!!!」
そう言って傷の男は腰につけてある刀に手をかける。
「俺はどっちでもいい、不死川めが斬りたいのならば斬ればいい」
「ダメですよ。彼女は人間です、そう簡単に殺すべきではないと思います」
「どうせ忘れるのでどっちでもいいです…」
私を斬るか斬らないかで揉めているみたいだ。
しかし、それよりもまず『残念ですが、貴方に私を斬る事は出来ないと思います』
全員の視線が私に向く。
「不死川はやると言ったら派手にやる男だ」
「そうだ!俺に慈悲なんざ…『あぁ、言い方が少しややこしかったですね』なに!?」
『では簡潔に申し上げましょう。
実力的に私に劣っている貴方では私を斬る事は不可能です』
「…なッ!!」
「このクソ女ァア!!!」
額には血管が浮き出て、顔には血が上り真っ赤だ。
それはそうだろう、初めて会ったただの一般人から格上発言をされたのだから。
「さっきから聞いてりゃどうやら相当な世間知らずなようだなぁ。
鬼殺隊でもない奴が柱より実力が上だと?寝言は寝て言えよ女ア。斬れ」
はぁ、相当私の事が斬りたいらしい。当然と言えば当然の事なのだけど。
『貴方がたのために死んで差し上げたいのはやまやま何ですが、
私は鬼に食われるまで絶対に死ねないんですよ』
『その為に人を殺す事が必要となるのであれば私は迷わず殺します。
たとえ相手があの"柱"であっても』
静まり返ったその場に鳥の鳴き声だけが響き渡る。
「_____今日はもう遅いので、明日の朝話し合いましょう。それでも決まらなければお館様の裁量に委ねるという事で」
沈黙を破ったのは蝶の方だった。
そう言うと私に近づき首に針を刺す。
「貴方はもう1度眠って下さい。良い夢を」
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赤ペン - レイカさん» そうです!!すみません!完全に間違えてました!!わざわざご指摘ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年9月14日 21時) (レス) id: b4a6782e87 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - すみません、多分ですけど富岡ではなく冨岡だと思うんですけど…間違ってたらすみません!更新頑張ってください!! (2019年9月14日 20時) (レス) id: 2f295bf970 (このIDを非表示/違反報告)
赤ペン - ふぉとさん» 嬉しい限りです!!早く夢主と柱のいちゃいちゃが書きたいです…笑 (2019年9月11日 22時) (レス) id: b4a6782e87 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉと - ぁぁ!!今日も最高です!!結婚しましょう←は? (2019年9月8日 13時) (レス) id: f531edd03e (このIDを非表示/違反報告)
赤ペン - ふぉとさん» え、完全に胸撃ち抜かれたのですが…!! 定期的に更新するの見に来てくれたら嬉しいです!! (2019年9月7日 19時) (レス) id: b4a6782e87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤ペン | 作成日時:2019年9月5日 23時