賭け事なんてクソ喰らえ

遊戯24 ページ27

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乱歩さんが教室から帰ってきた。
　 随分と明るい顔をしているが何処か不安も
　感じられた。


　 『乱歩さん…？』


乱「んー？出て行った事について？
　 大丈夫、君が気にする事じゃないよ」


　 『そう…ですか』



　 私がそう言うと乱歩さんは私の髪をそっと触る。


　乱「ねぇA。悪い事は言わないよ、
　 でもこの藤の髪飾り、取った方が良いと思う」


　 『何故…ですか？』


　乱「"君には笑っていて欲しいから"」


　 『…。
　 この藤があっても私は笑えますよ？』


　 私が軽く笑うと乱歩さんは驚いたようにして
　 優しく微笑んだ。


　 乱「僕はね恋とか青春とかよく判らないよ。
　 でもねAが好きなんだよ」



　 顔が赤くなる。


　 『…好き？す、好き！？！？/ / / /』


　 乱「あ、友人としてね」


　 ズコッーと転けたいが恥ずかしいので辞めとく()



乱「好きな物は好きなの！！

　 だから言うけどね！明るい君に藤は似合わない！」



　少し照れ臭そうに言う乱歩さんが可愛い…


　 『そこまで必死なら判りましたよ笑

　 ゴーゴリさんにお礼を言わないとですね、』

　 藤の髪飾りを取ると乱歩さんは満面の笑み。


『ぷっwそんなに笑わなくても良いじゃないですか笑』


　 乱「あ、笑うの禁止！！！！」


　『笑っていて欲しいって言ったじゃないですか笑』



　 乱「そう言う笑うじゃないの！』



初めてこの学園で良かったと思える瞬間だった。
　
　
　
　

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