[イナイレ]沖縄にいるもう一人のエースストライカー2 (ページ3)

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貴女side

まぁ、場所が変わったからと言って練習内容はほとんど変わりませんけどね。

アフロディ「ねぇ、少しいいかい？」

練習直前、ずっとベンチに座っている吹雪さんを見てアフロディさんが不思議そうに聞いてきた。

アフロディ「どうして彼は練習しないんだい？」

貴女(…言われてみれば…確かに。あまり見ませんね、吹雪さんの練習している姿。)

問いに対して少し困った顔をした後、話してくれた。

円堂「…実は、……」

アフロディ「…えっ、心の中に二つの人格があるせいで…」

貴女「…サッカーが、出来なくなった……？！」

立向居君のいた学校で起こった事、何故そうなったのか、キャプテンは簡単に教えてくれた。

円堂「でも、あいつは残るって決めた。サッカーが好きだから。どんな事があってもサッカーを続けたいって思ってるんだ。」

円堂「だから俺たちは待つ事にした！吹雪が自分の力で復活する事を信じて！」

こちらの視線に気がついたのか少し視線をそらす吹雪さん。

アフロディ「…そうか。……きてよかったよ。」

貴女(…？どういう意味だろう…？)

ぼそりと本当に小さな声で言われたその言葉は私には理解できそうになかった。