Episode 33 ページ35
ASide
風間さんの後ろに続いて部屋を出る
まだその通路は人通りが少なかったが
進むにつれてどんどん人通りが増えてきた
『あれ?風間さんと一緒にいる人誰だろう?』
『俺知らね。お前、見たことあるか?』
ヒソヒソと声が聞こえる
ついつい睨んでしまう私を、毎回風間さんが宥めた
・
・
・
??『あっれ〜?風間さん!
女の子連れてどーしたんです?』
背の高い、軽そうな男が近づいてくる
何、この男……そう思うのと同時に反射的に風間さんの後ろに隠れてしまった
風間『A、心配はいらない。
此奴は、迅…軽い男だが、悪い奴じゃない』
迅『どもども〜初めまして〜!
実力派エリートの迅悠一です!
可愛い子はいつだって大歓迎〜!』
A『ッッ…!!』
そう言いながら私の頭に手を伸ばしてきて
思わず睨み、身構えてしまう
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・
風間『迅。こいつはあまり人に慣れていない。
気安く扱うな』
そう言って私を再び背中にかばってくれる風間さん
迅『あらら〜…それは残念。
じゃあまたいずれ会うから、俺のこと覚えておいてね〜!』
そう言って歩いて行ってしまった
“いずれ会う”……なんでそんな断定的な言い方をする……?
また会うかどうかなんて…わからないじゃない。
風間『迅には、予知のサイドエフェクトがある。
詳しい説明は後でする。こっちだ』
A『…?は、はい』
サイド…エフェクト……?予知…?
話についていけないまま、一つの部屋へとたどり着いた
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剣城沙良 - レミ@B級さん» コメントありがとうございます!全部読んでくださるなんて感無量です! (2016年1月12日 11時) (レス) id: 1e559920e7 (このIDを非表示/違反報告)
レミ@B級(プロフ) - 前から気になっていたので読んでみたのですが...もう、なんか色々とすごいですね!泣きそうです!文才を分けて欲しいくらいです!!全部のシリーズ読もうと思います、とても面白かったです!! (2016年1月9日 13時) (レス) id: bcf4cc8d9e (このIDを非表示/違反報告)
剣城沙良 - ゆっきーさん» コメント返信遅れて申し訳ありません( ;´Д`)私も迅さん好きですよ!応援ありがとうございました!! (2015年7月16日 15時) (レス) id: e132153b04 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - 風間さんかっこいいですよねー迅さんとかきくっちーとかも大好きですー///がんばってくださいねっ (2015年6月30日 17時) (レス) id: 6ed6d9982a (このIDを非表示/違反報告)
剣城沙良 - ハクさん» お褒めいただけて本当に嬉しいです!誤字、申し訳ありませんでした!訂正させていただきました!! (2015年5月2日 20時) (レス) id: c6e4da042d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城沙良 | 作成日時:2015年2月22日 16時