THE WORST 《Another Story》① (ページ34)

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続き③ ページ34

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有剣「おっ、きたきた。」

女から離れてAに近づくと明らかに怒ってる。

有剣「なに、怒っちゃった？
大丈夫大丈夫、Aしか興味ないって。」

『どうでもいい』

有剣「かぁわい～」

頭を撫でてキスして、恋人繋ぎで隣を歩く。

でも一方的な片想い。

有剣「そういえば今どこにいるわけ？
急に鳳仙から姿消して。
佐智雄が電話してもでねぇって怒ってるよ～？」

『あぁ...いま鬼邪高にいんだよね。
全然みんなのこと嫌いになったとかじゃないんだけど』

有剣「はぁ...愛が重すぎて俺の事が嫌いになったのかと思った。」

『愛は重すぎるけど嫌いにはならへんって。』

有剣「好き」

『うん。』

有剣「Aは？俺の事好き？」

『大好き』

有剣「じゃあ俺の勝ち～。愛してるし」

『はいはい。』

有剣「で、いつになったら俺の女になってくれるわけ？」

『んー、』

有剣「幸せにする自信しかないよ？」

『...恋愛の好きって気持ちがまだわからん。』

有剣「まぁおこちゃまだから仕方ないか」

『そんなおこちゃまが好きな小田島くんはロリコンですか～？』

有剣「好きになっちゃったから仕方ねぇだろ？
はい、キス～。」

『無理』

有剣「小田島って言ったらキスするって約束」

『イヤだ』

顎を指で軽くクイッと持ち上げジッとみつめる。

サングラス越しに見える潤んだ目は興奮材料でしかねぇって事気付いてねぇんだろなぁ。

有剣「できるだろ？」

『ｯ...家帰ってから///』

有剣「おっ、家来るの？大胆だね～」

『バカ！いつも家連れて帰るのどっちよ』

有剣「寝る時“怖い...離れないで”って言いながら抱きついてくるのどっちだっけ」

『それは...』

想像して怖くなったのか腕に巻きついてくる。

喧嘩強ぇのに幽霊とかそーゆーの全くダメなところがギャップっていうか、全てが愛おしい。

有剣「あー、やっぱ出かけるの行くのやめよ。」

『え？』

有剣「うちでゴロゴロしよ。」

『ご飯は？』

有剣「なんか作ってー」

『じゃあスーパー寄って帰ろ』

有剣「お風呂も一緒に入る？」

『入りません！』

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