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太陽がみっつ ページ3

全ての物語の始まりは第一次大規模侵攻(ここ)






昔、大きな戦争が起こりましたそれは何とも一方的で街の人たちや住宅を次々に壊していきました




まだ、近界人(ネイバー)の存在が公に広まっていない時
に起こったことでした





侵略を受けた街の女の子は怖くて泣いています
どうも女の子の家族が瓦礫の下に埋もれているそうです





女の子は顔をぐちゃぐちゃにして泣きながら小さな手で瓦礫を
退けようとしました







ですが、まだ齢13の子供にとっては瓦礫が重くビクともしません






瓦礫の下には父と母が下敷きになっています





女の子はどうすればいいのか分かりません

助けを呼びたくても
辺りを見渡す限り何処も同じような状況下に置かれていることを知り、不安と恐怖で更に涙が溢れます





必死にもがいた結果、人1人分がぎりぎり抜けられそうな隙間を作りあげました


女の子はすぐさま手を伸ばして早く出てきてと叫びます










が、その願いは叶いませんでした




母は意識がなく、父は足にパイプが刺さり動けません




必死に呼びかけながら瓦礫の外から父の手を無理矢理引っ張って泣いています




知らない怪物が暴れていて辺りが火の海の中、恐怖でいっぱいな女の子はもう限界だったのです









そんな時、女の子に一体のトリオン兵が迫って来ているのに父は気づき




自分たちの事はいいからと早く逃げるように促します
焦りから声も強ばり、女の子はまた泣いてしまいます





一刻を争う状況で、父は泣いてる女の子の頬に手を伸ばして言います


生きろ。と






そこに運良くボーダー隊員が駆けつけました

父は娘を連れて逃げて欲しいとその男の子に頼みました





男の子は頷き女の子を抱き上げ安全地帯の方向へと走り出しました



女の子は泣き叫びながら抱いてくれた男の子の背中を叩きます

大きなトリオン兵に踏み潰された光景を目に焼き付けながら暴れて声が枯れるまで泣き続けました






ボーダーの本部へ着き、他に保護している子供がいる部屋へと案内をされました


その部屋の中に入った瞬間女の子は自分が抱き締められたことにびっくりしました


そこには侵攻前に他の街へ出掛けていた兄が居たからです


女の子は一気にほっとして泣き、抱き返しました















その日はお母さんの誕生日でした。

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設定タグ:ワールドトリガー , ワートリ , ボーダー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:都こんぶ | 作成日時:2023年11月14日 21時

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