『ワートリ＋カレシ！攻略はまだまだ続くよ〜♪みんなドキドキ恋して､ついて来てぇえ！！』＼シーズン2／

コンテニュー66 霧雨 咲裂と言う人 ページ32

7/21は
作者の誕生日なので
とりあえず
自分おめでとうって
呟いておきます By月羽←
─────────────
引き続き【菊地原side】



零度に感じる
静寂の空間で､イフは

クスリと笑い

目を細めてこう言った






｢あーあー、バレちゃいましたねぇ。｣

子供のように
無邪気な笑顔を見せるイフ






そんなイフに対して
ボクは恐怖を覚えた…

怖い、と感じた訳じゃない




身体が
感じ取ったんだ



強い、怖いぞ…って感覚を


なぜだろうか
イフはどことなく大人びている



ボクはイフのことを
結構知ってるほうだ


イフが本当は１４歳だという事も

初期段階で気づいていた
(本人に確認済みだし)


……だが、イフはたまに
１４とは思えないほど大人っぽい時がある



冷静沈着というか…




１４にしては何かが引っかかる






｢ねぇ……シロー君は

"霧雨 咲裂"という人物を
知ってる？｣

突然口を開いて
そう発言するイフ

イフは
不敵な笑みを浮かべながら
そうボクに問いかける…ほら、まただ


大人びていて、１４には思えない
(とても、綺麗な笑みだから
１４にはない、笑みだから…。)







何よりも
イフの口から出た"霧雨 咲裂"






なぜ…… ？

そんな疑問がボクを
埋め尽くした





ボーダーの人間、それも
限られた人間しか知らないその名を

イフが知っているのか



イフは……
何を知っている？




〔(てかシロー君じゃなくて
士郎なんだけど…。)〕

〔(そう思わせたフリの世界
楽しくないですか？……ﾌﾌｯ)〕

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