『ワートリ＋カレシ！攻略はまだまだ続くよ〜♪みんなドキドキ恋して､ついて来てぇえ！！』＼シーズン2／

コンテニュー64 かき氷 ページ30

｢お、あっちも
美味しそうだなー。

なぁ〜美味しそうだよな、Aちゃん。｣

｢………。｣




1つ言いたい



ど う し て こ う な っ た ？



迅さんはあの後、私が
日焼け止めを塗り終わるまで

私のそばにいた


そこまでは良かった


ただ、いざ私が海へ行こうとすると
｢ちょっと海の家に行こうか｣と

手を引かれて(引きずられて)
海の家へ……


そこで、今…迅さんは
かき氷か、アイスクリームか

どちらを買うか迷っているようだ


別にどっちでもいい……

〈ピトッ〉

急に首筋に触れた
冷たいもの

……ん？

｢うっひゃぁぁあ！？｣

我ながら、色気の…女らしさの欠片もない
声が出たものだ




｢おぉ…いい反応｣

ケラケラと笑いながら言う
迅さん……


いや、何が｢いい反応｣なんでしょうか


そんな事を考えていると
迅さんが

｢はい。｣とかき氷をくれた

しかも、いちご味
私の一番好きな味だ


｢いいんですか？貰っても…。｣

私が受け取りながら言うと

迅さんは｢いいんだよ。｣と
笑いながらメロン味のかき氷を

食べ始めた


私も迅さんにつられて
かき氷を口にする

｢わわっ、冷たっ!!｣

そう言って後に"でも、美味しい…。"と
付け足すと

迅さんは
クスリと笑った

｢…っ。｣

その笑みに
思わず見とれてたとか

絶対にない……と、思いたい



〔食べ終わったら
私は海で泳ぎたいです〕

〔そうだなー、スイカ割りとか
楽しそうだけど？〕

〔まずは泳ぎたいです。
皆と合流しないとスイカ割りできませんよ。〕

〔それもそうか。〕

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