TOKYO MER【彼らの恋愛模様】

やっぱり　千住said ページ36

千住said



「隊長ー！！！岡崎が戻ってきました！」




Aの姿は何処にも無い…クソ、やっぱりコイツが…！




堪忍袋の尾が切れかける_____




「岡崎、Aに何をした！！」




もう、アイツの化けの皮は剥げかけている





「ちょっ…千住さん…！！」





喜多見が止めにしようとしたが、無理に止めようとはしなかった。喜多見も、俺の心情をわかっているから




「……」





もういいだろ、A。俺は、限界だ…




「隊長…！？」




胸ぐらを掴み、そのまま救助工作車に岡崎を追いやる




「フフッ、彼奴が悪いのよ…」





ゴンッ、と鉄の鈍い音が響いたが今はどうでも良かった





「及川に……Aに！何したって聞いてんだ！！質問に答えろ！！！」




「千住隊長…！」




ポツリ、ポツリ、と聞こえるか聞こえない程度の声で話し始める





「ッ……千住隊長に、振り向いてほしかったの…」




何だよ……！




「……」





何だそのふざけた理由は…！！！





「ちっとも振り向きもしない！隊長には及川A…アイツしか見てない…だから、、」





「……そんな下らない事で仲間の命を危険に晒すな！！」




「千住さん！！」




喜多見の声によって、落ち着きを取り戻していく___





「……分かってる…今は、こんな事をしている場合じゃない」





Aを救うことだけに、意識を向けろ____






「駒場さん、及川が…」





「あぁ。分かっている。岡崎の処分についてはおいおいだ。今は、及川を」






「……行きます」






及川が、待っている______





千住said END

危険すぎる→←予感は　喜多見said

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す