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▼星 ページ3

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ランチも終盤、人も随分まばらになってきたときだった



トモ「いらっし・・・やだ〜モトキ君その髪型どうしたの!?!?www」



そんな声が響いたので厨房から顔をのぞかせれば
ニコニコしながらやってきた彼の頭が随分とおかしなことになっていた
そしていつもの席へと腰掛ける



『どうしたのその髪型』

motoki「髪伸びてきたからさ、ちょっとイメチェン?」

『いや流石にない』

motoki「わかる〜シルクにもきしょいって言われた」

『えっこれもしかしてシルク君の家でやってきたの!?』

motoki「いやマサイの家」

『大差ないんだよな〜‥・で、注文は?』

motoki「あー、じゃあティラミスとアイスコーヒー」

『はいよ〜』




どうやらお昼は食べたらしい
荷物の少なさからして撮影の合間に態々見せに来た感じだろうか
よくもそのまま出歩けるよな本当に・・・平日のこの時間は人通り少ないけどその髪型は目立つ・・・



『お待たせしました』

motoki「さんきゅー」

『で、その髪型は何イメージなのよ』

motoki「むしろ何に見える?」

『星』

motoki「えっ正解。皆最初分かってくれなかったのになぁ流石A」

『そりゃ幼馴染ですからね〜』


motoki「今は彼女だけどね」



にひ、と笑う
・・・ああもう、その髪型じゃないければかっこいいなと思うのに!!
厨房から出て髪をいじりにいくとまあガチガチに固まってる
なにこのワックス。ハードジェルほどじゃないけど固くないか!?



motoki「マサイの借りたから固めかも」

『あー成程・・・』



頑張って揉み続けて漸く動くようになった
そこから摘んだり空気を含ませるようにしたり、いい感じに流せるところは流して・・・
なんとかいい感じの髪型に落ち着いた
インカメで起動して彼に向けた



『はい、これでどう』

motoki「おおめっちゃいい!」

『・・・やっぱモトキってかっこいいよね』



ちょっとセットしただけなのにいつもよりもかっこよく見える
まあ元のパーツが良すぎるのもあるからかな
昔から顔整ってるなと思っていたけれども。

まじまじと見ていると流石に恥ずかしかったのかそっぽを向いた



トモ「お熱いわね〜幸せそうでなによりだわ〜!」



その場にいたお客さんもナオさんもうんうんと頷く
・・・やばめっちゃ恥ずかしい
そそくさと私は厨房へ戻った


魁は常連さんに絡まれてる
楽しそうだからいっか、そう思い私は再び皿洗いを始めた。


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作品ジャンル:恋愛
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作者名:Z1GSY x他1人 | 作成日時:2019年10月8日 0時

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