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side---＞ Motoki
silk「あれから会えたの?」
motoki「いや全く」
silk「ほーん」
テレビに出さしていただいたり、動画撮影があったり
それはもうめっちゃ忙しかった。
約１ヶ月ほどAと顔を合わせない生活が続いたまま時代は変わろうとしている。
平成最後もメンバーと撮影っていうのは俺ららしいと思うし
そうなるんだろうなとは思っていたからなんともないんだけど
やっぱり、感覚的には薄いけど結構大きな変化だし
君と一緒に平成最後の日を過ごしたかった
令和初日を過ごしたかった、そう思う
あ、令和初日に関してはなにも予定は聞いてないだけどさ
ndaho「マサイ達間に合うかな〜」
silk「とりあえずギリギリまで待ってみるか。雨降ってるし雨宿りでもしようぜ」
アスレチックから少し離れた屋根のところで待機しよう、
そう言って移動した
すると
スマホが光る
それは、愛しい君からの着信だった
motoki「ごめんちょっと電話出てくる！」
silk「はぁ!?･･･マサイ達来たら呼ぶからいってこいｗ」
俺の表情をみて察したのかやれやれといった様子で笑うシルク
そりゃそうか、だって今の俺めっちゃ表情筋緩んでる
少し離れた木陰に移動して応答ボタンを押した
motoki「もしもし?」
《夜遅くにごめんね、今撮影中?》
motoki「此れからだれが一番鉄棒にぶら下がって平成に残り続けられるかって動画撮る前だよ」
《あ、邪魔かな。ごめん》
motoki「全然平気。まだマサイ達来てないから少しだけなら」
《じゃあ手短に話す》
久しぶりに聞いた声は、どこか決意に満ち溢れた声色だった
普段からしっかりした子ではあるけれど、こういう時は少し声が低くなる
だからちょっと不安になった
もしかして時代も変わるし心機一転、店やめて引っ越すとか･･･?
なんて不安はすぐに取り消された
《時代変わるじゃん?大袈裟だけど、伝えたくてさ
私さ、魁に出会えてよかった。今の私がいるのは魁のおかげなの
大事な幼馴染でかけがえのない存在だと思ってる
けど違うって気づいた。私ね―――》
電話の向こう、彼女が言わんとしていることは分かる
だから遮ってでも俺から言ってやろう
そう思ったのに
silk「全員きたぞ!!」
《時間切れか》
motoki「･･･撮影終わったらすぐ行くから、俺からも話させて。じゃあまた後で」
向こうが平成最後の賭けというのなら
俺は令和始めの大一番と行こうか
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作者名：Z1GSY x他1人 | 作成日時：2019年6月28日 20時
