5/恩より仇。 ページ6
昭「頼む、俺を匿ってくれ！」
といつにも増して真剣な上目遣いをされ、断るに断れなくなって了承したA。
仕方無しに蝦夷城のAの自室に司馬昭を隠れさせた。
「にしても、匿ってとか…誰かに命狙われてる訳でもあるまいし…」
ひゅんっ
、ちゅどーん！
「……えぇえー」
今日の分の執務に終わりを告げようとしていた時、Aの頬すれすれを何かが掠った。それは襖を開けていた為に自室をそのまま通過して遠くに見える海に着水し爆発した。
…こうなるともう面倒と言うか厄介な事が起こる。確実に。
懿「A、邪魔するぞ」
「…あーはいどーぞ」
師「……父上、見当たりません。が、気配はします」
「(気配って…流石兄)
あ、元姫ちゃん。今日はどしたよ？」
元姫「久し振りね、Aさん。
今日は…まあ、いつもの事よ。あ…それからこれ、春華殿から」
「おー、これ欲しかった帯だ。今度そっちにお礼行くよ」
元姫「ふふ、伝えておく」
懿「ち…何処に隠れた、昭め…！
普段発揮しない本気をここで出しおって…、…こうなれば手段は問わん。師よ」
師「は」
懿「焼き払「ちょ待てい」…何だ、A」
「何だじゃないでしょ、ここウチの家なんだけど。勝手に焼き払うとか何様のつもりだ」
懿「司馬の大黒柱だ！」
「妻に尻敷かれてる夫の間違いでしょ」
元姫「…否定は、出来ないわね」
懿「そこで納得するな、元姫。
……さては貴様、昭に匿えと推されたな」
「推されても推されてなくても、自分の居場所の防衛は当たり前だと思うけど」
師「父上。かくなる上は、アレを」
懿「………致し方ないか」
「元姫ちゃんアレって何。なんか目の前の親子がドＳスイッチ入った気がするんだけど」
元姫「……、頑張って」
「えぇえ。これフラグ立って…っ」
元姫がAの自室から廊下に移動するのを見送る。ドサリと背中に痛みが走ったと同時に、Aの視界が反転する。
あれーこれ元就にもされた記憶あるなぁあの時は元親に助けられたっけ、と思い出していると司馬師がAに馬乗りになってきた。
懿「暴れるな、Aよ。すぐに快楽へ誘ってやる」
「いや別に暴れてな、！」
師「ふ…どうした、まだ首筋に触れただけだぞ？」
懿「…ああ、確か報告では処女だったか」
「う、るさい！ってかそれ誰からの情、報…っだよ」
懿「昭だが」
「…ﾌﾞﾁｯ)子上てめ天井裏から降りといで？」
ガタガタっ
昭「ぅわ、っと！
……あ、ははー」
リアル鬼ごっこスタート。
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謙信様大好き - やっぱり馬超素敵です〜。これからも応援していくので頑張ってください (2013年7月5日 21時) (
レス) id: 3d7370a97c (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - TANAKAさん、コメントありがとうございます！馬超書くとどーしてもオプション的に馬岱が追加されるので悪しからず…(´д｀) (2013年5月30日 0時) (レス) id: 424fd44ba9 (このIDを非表示/違反報告)
TANAKA - 馬超と馬岱やっぱり好きだな〜。面白かったです！ (2013年5月29日 23時) (レス) id: ed055fb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - 謙信様大好きさん» コメント、二度もありがとうです！あ、孟徳なんですか。直しときます。馬超ですね…頑張ってみます(>_<) (2013年5月25日 16時) (レス) id: 424fd44ba9 (このIDを非表示/違反報告)
謙信様大好き - 孟徳はけものへんいりませんよ。頑張ってください。馬超は出ませんかねぇ？ (2013年5月25日 16時) (レス) id: 3d7370a97c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2013年5月2日 1時
