6/みんなの酒事情。 ページ7
ある晴れた昼下がり。
魏の居城の許昌の月の見える縁側(城なのに縁側あるのとか気にしない)で、Aと曹操が月見酒をしていた。
「美味いね、このお酒。どこの？」
曹操「酒呑童子の瓢箪からちょっと貰ったものだ。いやあ、手に入れるのに苦労した」
「マジか。道理で童子の素早さ上がってる訳だよ」
曹操「信長も誘ったんだがな、梟雄と飲み会だとかで断られた」
「…マジか。道理で本能寺赤かった訳だよ」
曹操「ははは、なぁに…日の本でも美味い酒を飲んでるさ」
「信長の頭蓋で飲んでなきゃ良いけど。
ところで、お宅の淵の息子の覇居るじゃん。アレ酒弱いねー。前強度低めの飲ませたら一杯で倒れてたよ」
曹操「なんと。アレもまだまだ未熟よ」
「それに比べて謙信は凄いよ。強度強くても５・６本いける口だもん。
…あれ、大丈夫？」
曹操「、ああ。大丈夫、だ…」
「とか言いつつ焦点合ってないよ？
ウチに気遣わないで寝ときなよ、じゃないと明日元譲五月蝿いから」
曹操「う、む…そうだ、な……」
曹操が寝息を立て始めたのを確認したAは、念紙を鳥に変えて隣の曹操の寝室へと運んだ。
「あり、空になっちゃった。まだあったかな…」
曹丕「予備ならここにあるぞ」
「あ。皇子サマ、ご機嫌麗しゅう」
曹丕「…、やめろ。貴様の口から言われると虫酸が走る」
「ひど。てかなに、わざわざ持って来てくれたって事は付き合ってくれんの？」
曹丕「少しはな。
……見て察するに、父と相当飲んだ様だな」
「そー？
後４・５本いけるけど」
曹丕「ほどほどにしておけ。後がキツいぞ」
「うん。後１本飲んだら寝る」
曹丕「寝るのは構わんが、よもやその様な恰好で城内を歩くと申すか？」
「？
そのつもりだけど。どーせ皆寝てるし、起きてるとしたら門兵とか見張りの兵でしょ」
曹丕「もし万一にでも夜盗が出たらどうする気だ」
「え、いや。ここに入ってくる肝の据わってる夜盗なんて居ないでしょ。
ここには優秀な武将ばっか(一部除く)だし」
曹丕「……貴様、酔っているな」
「えー、酔ってな…、…あの、子恒？
顔近いんだけど」
曹丕「ほう…酔っていないならば、何故こんなにも顔が赤い？」
「そりゃあんたの顔が近…ちょ、どーした子恒？」
曹丕「貴様の酒気に当てられたのかもな…どうする？」
す…
曹丕「っ！？」
「酔い覚まし、て事で。
じゃ、また明日ね」
曹丕「・・・・・・喰えない奴だな」
曹操「お、どうした子恒」
曹丕「失せろ酔っ払い」
酒はほどほどに。
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謙信様大好き - やっぱり馬超素敵です〜。これからも応援していくので頑張ってください (2013年7月5日 21時) (
レス) id: 3d7370a97c (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - TANAKAさん、コメントありがとうございます！馬超書くとどーしてもオプション的に馬岱が追加されるので悪しからず…(´д｀) (2013年5月30日 0時) (レス) id: 424fd44ba9 (このIDを非表示/違反報告)
TANAKA - 馬超と馬岱やっぱり好きだな〜。面白かったです！ (2013年5月29日 23時) (レス) id: ed055fb2d1 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - 謙信様大好きさん» コメント、二度もありがとうです！あ、孟徳なんですか。直しときます。馬超ですね…頑張ってみます(>_<) (2013年5月25日 16時) (レス) id: 424fd44ba9 (このIDを非表示/違反報告)
謙信様大好き - 孟徳はけものへんいりませんよ。頑張ってください。馬超は出ませんかねぇ？ (2013年5月25日 16時) (レス) id: 3d7370a97c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2013年5月2日 1時
