31 事件 ページ34
その日の夜、それは起こった。
夕食が終わったあと、廊下を歩き部屋へ戻る途中、
普段ならありえない方向からチームメイトの声を聞いて、すぐに駆け出した。
「ふざけるな！ バーン様を侮辱するな！」
この声は……、ネッパー！
「私はただ真実を言っただけ。我々ダイヤモンドダストよりお前たちが強いとは聞き捨てならない」
喧嘩の相手は、ダイヤモンドダストのリオーネみたいだ。
「“ザ･ジェネシス”の称号は渡さない」
「バーン様よりガゼル様のほうが強いに決まっている」
「なんだと！」
あぁあ〜。
ったく、ネッパーは挑発に乗りやすいんだから。
リオーネも、それを知っててわざとしてるんだから。
お互い、キャプテンのことを悪く言われるのが我慢ならないらしい。
「やめなさい、ネッパー」
「……！ コロナ____お前は黙ってろ。さっきの聞いてなかったのか？」
「聞いてた。____さ、とりあえず戻ろ。きみがこんなところにいて、ケンカ以外になにが起こると思う？」
「なっ？！」
「どうせ負けるだろうし」
ネッパーはムッとした表情になるけど、私は構わずネッパーのほっぺたを思いっきりひっぱった。
「いでででででっ！」
「ごめんなさい、リオーネ。厄介なものを放し飼いにしてしまって」←
私が謝ると、リオーネは踵を返しながら、
「いいえ」
予想してなかったわけじゃないけど、
少し冷淡になった気がするリオーネの態度にちょっとだけ……
いや、感傷的になってる場合じゃない。
私にはやらねばならないことがひとつある。
「ネッパー、ちゃんと事情聴取させてもらうからねっ★」
「あ、いやちょっと急用が……」
「ごめんなさいそれは後にしてくれる？ さ、行こっか。
大丈夫、なにも拷問するわけしゃないのよちょっとお話するだけだと思ってリラックスしていいのうんなにも心配することないわ大したことないもの」←
「いや、その文章量と勢いからしてとても大したことあるような……」
「すぐに終わるわ一瞬よ〜」
「(何その注射しますよー的なノリ……)」
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阿津(プロフ) - †びた†さん» あたたかいお言葉、ありがとうございます！力が出そうです。これからも更新は遅いと思いますが、頑張って仕上げていきます。 (2017年3月7日 23時) (
レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
†びた† - ゆっくり自分のペースでやっていただいておkですよ｡待ってます! (2016年8月6日 15時) (レス) id: eb2164e30c (このIDを非表示/違反報告)
阿津(プロフ) - ルミナさん» 遅くなってしまってすみません。わわー、コメントなどなど嬉しいです！ありがとうございます(･∀･*) (2014年11月28日 22時) (レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ(プロフ) - 設定が好きです。なんか、面白い設定だな〜っと よければ私の小説も^^ (2014年11月14日 0時) (レス) id: 96405fb6db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿津 | 作成日時：2014年6月17日 21時
