18 不気味さ ページ20
「頭は痛むか？」
「ううん。このくらい平気」
「コロナ、休憩だ。少し休んで____」
「痛くない」
「いいから。練習を始める前に約束しただろ」
「う……いじわるだなー」
「ここで無理すれば、試験を受けられなくなるかもしれないんだぞ」
「……わかった。じゃあ、休憩が終わったら、今度はボールにも触らせて。まだ、軽く走っただけだし」
「……いいか、少しだぞ。特にヘディングなんて絶対禁止だからな」
「はーい！！」
デサームはふかーいため息をつきながら、自分の練習に戻っていった。
でも、私だってそんなに弱くない。女子だからって、怪我人だからって……
私は強いよ。
もう、デザームに子守してもらっていた子どもじゃない。
自分の体のことだから、自分が一番わかってる。
そんなに過保護にならなくったって、本当に危ないと思うことはしてないんだから。
私は、お日さま園の一部のみんなみたいに、
お父さんのためにって、
何かにとりつかれたかのように厳しい練習をこなそうとは思わない。
むしろ、その危うさに哀しくなる。
みんなが危険だ。
行き過ぎた練習は、かえって悪いと、
なんで、そんなことも分からなくなってきたのだろう。
とくにグランが心配だ。
あの子、お父さんに心酔しすぎている。
もちろん、私もお父さんが大好きだけど、
でも、お父さんが何かいけないことに手を染めようとしている以上、
喜んでついていくっていうのはできない……
でも……
でも、こんなこと____……
私、お父さんを裏切ることはできない。
この奇妙なお父さんの計画に反対することは、裏切りになるのか____
だんだんこんがらがってきて、
分からなくなってゆく。
〜〜〜〜〜〜
私の中で、デザーム様は苦労者のお兄さんってかんじです。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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阿津(プロフ) - †びた†さん» あたたかいお言葉、ありがとうございます！力が出そうです。これからも更新は遅いと思いますが、頑張って仕上げていきます。 (2017年3月7日 23時) (
レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
†びた† - ゆっくり自分のペースでやっていただいておkですよ｡待ってます! (2016年8月6日 15時) (レス) id: eb2164e30c (このIDを非表示/違反報告)
阿津(プロフ) - ルミナさん» 遅くなってしまってすみません。わわー、コメントなどなど嬉しいです！ありがとうございます(･∀･*) (2014年11月28日 22時) (レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ(プロフ) - 設定が好きです。なんか、面白い設定だな〜っと よければ私の小説も^^ (2014年11月14日 0時) (レス) id: 96405fb6db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿津 | 作成日時：2014年6月17日 21時
