12 目が覚めると ページ14
「ん…………？」
「コロナ！
(バタバタッ)みんなー！ コロナが起きたー！！」
え、なにそれ。まさか、アル●スの少女ハイジ"とか意識しちゃってるの？
はははー。なにしてるのソチス、愉快な子。wwwww
…………………………うん、ちょっとあほな妄想が過ぎたかな。
ええーっと、ここは私の部屋のベッドの上みたいだけど……、
あ、そっか。
私、練習中にぼけっとしてて、サッカーボールが頭に直撃したんだっけ。
起き上がろうとした拍子に、ズキッと鈍い痛みが頭に走った。
「いったー…………」
「コロナ！ 無理しちゃダメだってば、寝てなさい！」
さっき部屋を出て行ったソチスが、走って戻ってきた。
「うん……。ところで、私、あのあとどうなっ____」
「コロナっ？！」
「ああ、はいはい」
途中で遮られたかと思うと、デザームが部屋に飛び込んできた。
「すまないコロナッ。目が覚めてよかった……頭はまだ痛むか？」
「……？ あのボール、デザームのだったの？」
なるほどね。
そりゃ、威力が強かったわけだ。
「ああ。私が不注意だったばっかりに、コロナにけがをさせてしまって、本当にすまなかった」
「ううん、ぼーっとしてた私が悪いの。だいじょうぶ。だから、デザームは気にしないで」
なんだか痛々しげな眼で見られてるけど、気づかないふりをして目を伏せた。
デザームはいっこ年上で、昔から知っているだけに、なんだか私にとって兄のような存在だ。
「だいじょうぶか？」
「コロナ……」
「あれ、みんな？」
いつの間にか、私の部屋には何人かが集まってきていた。
ヒートに、アイシー、レーゼ、……その他諸々。(みんなごめん、寝てるから見えない)
「ははー、だいじょうぶだよー。
ところで、私、あのあとどうなったの？ 転んでからのこと、私、よく覚えてなくて……」
「脳しんとうをおこして、気を失ってたの。でもそのあとコロナ、いったん目を覚ましたじゃない」
そうアイシーが教えてくれるけど……私は
「え、……そうなの？」
「「「え？」」」
なんだろう。みんながヒソヒソしはじめた。
え、まさか私、すっごい失態でもしたんじゃないの？！
こわいこわい、 なにがあったんだ……。
でも、なにも覚えてない！
「あのー、みなさん、私、なにか、した？」
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阿津(プロフ) - †びた†さん» あたたかいお言葉、ありがとうございます！力が出そうです。これからも更新は遅いと思いますが、頑張って仕上げていきます。 (2017年3月7日 23時) (
レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
†びた† - ゆっくり自分のペースでやっていただいておkですよ｡待ってます! (2016年8月6日 15時) (レス) id: eb2164e30c (このIDを非表示/違反報告)
阿津(プロフ) - ルミナさん» 遅くなってしまってすみません。わわー、コメントなどなど嬉しいです！ありがとうございます(･∀･*) (2014年11月28日 22時) (レス) id: cf0739512b (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ(プロフ) - 設定が好きです。なんか、面白い設定だな〜っと よければ私の小説も^^ (2014年11月14日 0時) (レス) id: 96405fb6db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿津 | 作成日時：2014年6月17日 21時
