.02_03 ページ35
.03
海くんの手がちょっぴり冷たくて、くすぐったくて身を捩り避けようとする。でも腰をしっかりと掴まれてしまって逃げられず、海くんと向かい合うようにして海くんの膝の上に乗せられた。
「わざわざ青にしてくれたんだ…?」
「そ、れは…まぁ、選びますよ」
「俺のプレゼントも使ってくれてる」
「……だって、そりゃ嬉しいし使うでしょ」
「顔真っ赤だよ」
「しってる…!」
私がテンパっているのを呑気に笑っているから、仕返しとして髪の毛をわしゃわしゃとかき混ぜてやった。折角海くんの誕生日なのに、いつもの感じになってしまっている。このままではまずいと思って逃げるように立ち上がると海くんへのプレゼントを渡すことにした。
「あのね、海くん。改めてなんだけど、誕生日おめでとう」
「うん、ありがとう」
「これ、プレゼント」
「実はちょっと期待してた」
子供っぽく言うと海くんは渡したプレゼントを早速キラキラした目で開けていい?と聞いた。もちろんと言うと喜んで開け始め、プレゼントと私を何度も交互に見ると満面の笑みでありがとう、と言ってくれる。
「めちゃめちゃ嬉しい!ほんとありがとう」
「ふふ、気に入ってもらえてよかった」
「もーほんと今日幸せ」
「満足してもらえた?」
「うーん、じゃあ今日だけわがまま言っていい?」
「今日だけ?なに?」
そうやって聞くと待ってましたと言わんばかりにAからちゅーしてほしいなぁ、と言われる。確かに私からは1度もしたことないかも、と思いながら海くんは目をつぶってもう既にスタンバイしていた。そんな海くんにちょっとみとれていたのは秘密。
意を決して触れるだけのキスをすると後頭部に手でおさえられ、されるがままになってしまう。酸素を求めてやっと離してもらうと唇にどちらとも言えない銀の糸が繋がっていた。海くんの目はもうスイッチが入っていて、誕生日がきてまた色っぽくなったんじゃないかと思わせるくらいだ。
「ね、もう我慢できないから食べていい?」
「カーテン閉めて、暗くしてくれたら……い、いよ。」
「わ、Aもだんだん大胆になってきたね。じゃあ遠慮なく。」
そうして海くんに抱えられ寝室に向かうのであった。後でケーキを買いに行こうかななんて思ってたけど、どうやらケーキは必要ないみたい。
.
.
なんだかグダグダになってしまったのでこの辺にしときます!カイくん誕生日おめでとうございます〜!!
136人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なるせ(プロフ) - すけさん» ありがとうございます(;;)励みになります! (2018年10月4日 22時) (レス) id: a45752a8c7 (このIDを非表示/違反報告)
すけ - 全部面白いです!! 更新待ってます!! (2018年10月3日 21時) (レス) id: 315a3c6654 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なるせ | 作成日時:2018年8月25日 5時