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「えっ……待って?ちょっと、ホンマに待って……?」
「えへへ、サプライズ…どう?」

そう言うと太陽以外のメンバーは駆け寄ってきてくれて、今日のお礼やら感想やらを伝えた。今起きていることに理解が追いつかないのか太陽だけその場に立ち尽くしていた。

「もう、太陽。戻ってきて〜?」

そう言ってゆっくり太陽の前に歩いていく。太陽の顔の前で手を振るとハッとしたように私の顔を見るとどこにそんな元気が余ってるのか分からないくらいの力で抱きしめられた。メンバーがいるのも忘れて。


「サプライズって…聞いとらんし……な、え?ホンマにもう歩けるん?俺聞いとらんし…!」
「さっきから同じことしか言ってないよ、ふふっ」
「だって笑ってる場合じゃないやろ!こんな嬉しいことあらへんで……!!」

クララが立った!と言わんばかりに1人ではしゃぐ太陽にメンバーの皆も最早暖かい目で見守っている。村田くんと福田くんがリア充だ〜!と騒ぐ声に笑ってしまった。

「太陽、Aと喧嘩した時なんて、練習ちっとも手につかんかってん。懐かしいなぁ〜」
「ばっ!晃一やめてや〜!!」

口々に私の知られざるエピソードが飛び交って、吉野くんのあひゃひゃという笑い声が響いた。

「でも、よかった……Aがこうやって俺に会いに来てくれること当たり前やと思っとった。けど今はめっちゃ幸せなことやって思う。ホンマありがとう。」


太陽のいいところは、なんでも真っ直ぐに言葉を伝えてくれるところだと思う。けど、みんなの前ではちょっと恥ずかしいかなぁ…なんて。わたしが返事もせず顔を赤くしていると、皆がかわりにキャーっと叫び回って部屋の中に笑いが起こった。

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またまた長くなってしまいました
関西弁おかしかったらすみません🙇♀全てフィーリングで書いてるのであからさまにおかしかったら言ってください!

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設定タグ:超特急 , 短編   
作品ジャンル:恋愛
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なるせ(プロフ) - すけさん» ありがとうございます(;;)励みになります! (2018年10月4日 22時) (レス) id: a45752a8c7 (このIDを非表示/違反報告)
すけ - 全部面白いです!! 更新待ってます!! (2018年10月3日 21時) (レス) id: 315a3c6654 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なるせ | 作成日時:2018年8月25日 5時

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