不器用少女の高校日記Part1

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とある器用な少女がいました。

彼女は小さい頃から細かい作業が好きで、一つの作業に集中すると8時間、1日いくらでもやり続ける器用な子でした。

小学校の頃の図工では学年でも注目の的で、読書感想画では県、関東までもにも認められる程でした。

性格と言ったら、それは誰からも好かれる子で、とても優しく気を使えて、差別をしない明るいいつも笑顔の子でした。

そんな彼女の周りには人も集まってきました。

ただそんな器用な彼女のはずなのに、当たり前の事は出来なくて、受験にも落ちました。

人に優しく出来る彼女は自分から誰かの領域に踏み込んでも、彼女の領域には誰にも踏み込めないのです。

...いや、踏み込ませないという方が正しいのかも知れません。

高校生になって後悔をしたくないと感じた彼女は、日記をつけることにしたんです。

『毎日日記』

彼女は忘れっぽくて甘えるのが苦手で猫被りで嘘つきで

いつも独りで寂しそうに笑ってました

☆この話はあなた、もしくは短な人物にいるかもしれません。

★この話はとある少女の人間関係について自分自身について考えるような道徳的小説です。執筆状態：連載中